2007/02/02

The Birthday@ZEPP TOKYO

と、いうことでThe Birthdayのライブに行ってきました。





いやちょっとほんとにネタにもできないくらい凄かった。
今まで見たどのライブとも違う。
ひりひりするような痛みを伴ったライブってなに。
音が洪水とかそんなレベルじゃなく、激流。
飲み込まれて息もできなかった。



クハラさん。
巧いドラマーなら知ってる。厚くてあったかいドラマーが大好きだ。
だけどこんな音は知らなかった。
この空間に存在する全ての不純物を撃ち殺すようなドラムの音。
「歌を大切にしたい」と言っているクハラさんのドラムの音は
そんじょそこらの声を飲み込んでしまうだろうってくらい。
とにかく「凄い」と思った。
それ以上の言葉を知らない。
巧いドラマーは知ってる。多分沢山いる。
だけどこんな音を出せるのはきっとクハラさんだけだ。


ハルキくん。
負けてない。3人に負けてない。戦ってる音がした。
堂々とそこに立って奏でるベース。
ベースラインが気持ちいい。
うねるベースすんげー気持ちいい。
「NIGHT LINE」のフレーズほんとにだいすきだ。


イマイさん。
位置的に見えなくて涙を飲んだ。
チバのギターとの絡みがすんげー気持ちいい。
職人なイメージなんだけどROSSOは違うのかな。
ちょっと聞き込んでくる。


チバ。
3つの音を受けて立ってる。
圧倒的な存在感でそこにいて、声が世界を震わせた。
ミッシェルが神格化されているのを好まない私だけれど
この人がカリスマなんだってことはよくわかった。
その声を生身で受けるだけですげー体力消耗した気がした。
激流の源がチバだった。


チバはほんとにロマンチストだと思うよ。
生で聴いたら言葉が心に沁みこんだ。
ミディアムな曲の時のチバの声は凄く艶がある。
柔らかい声もいいな、チバ。


最後の「ハレルヤ」で涙が滲んだ。
チバの声に、みんなの音に、心と身体が反応して涙が勝手に滲んだ。

行ってよかった。体調はあんまり良くなかったけど

身体も心もその音を受け止めるのに必死だったけれど。

そんな息もできない凄いライブ、なかなか味わえない。