2011/05/05

FUZZY Quartet Row@桜坂セントラル

■My Clocks
唄い出し、さすがに硬いなー、と思いつつ、少しだけどきどき。
だけど楽器が入ったら一変した。
解散するバンドとは思えない一体感というか、
3人への信頼の上にあらきくんの唄は成り立ってるんだなあ。
アウトロ、いつもより長めで余韻をじっくり味わった。
たった2分でライブハウスの空気がいつものファジカルの透明な蒼になりました。
たけのりくん顔が固いというかすでにキてる感じがした。がんばれ、と。

■アマノジャク
イントロのギターの音がやっぱり好きだ。
セントラル、音いいなあ。 こんなに気持ち良く楽器って鳴るもんなんだなあ。
抑揚の付け方が本当に上手くなった。
何度聴いても飽きないのは、曲の中に物語があるから。
Cメロから最後のサビへの爆発する感じ、たまらない。

■F-メモリー
アマノジャクからのこれはもう鉄板の流れです。
今までにない激しさで鳴るギターの音は忘れられない。
最後、潤一くんが「よっ!はっ!」って言いながらどかんと鳴らすとこがすき。
今までも、それがなかった日はちょっと物足りなかったからねw
最後に聴けて大満足。

■ありがとう(新曲)
初めてこの曲を聴いたのは1月のライブ、Ust配信だった。
解散発表の5日後くらいだったかな。
この曲を聴いた瞬間に、私はファジカルの解散に納得しました。
照明がきつくて(ライブ後の言い訳)、とちひろくんが泣いた。
優しい唄で、新木くんの唄で、ファジカルが鳴らしていた。
ベースのフレーズよかったよ!

■インターセクション
「当たり前のように日々は流れ地球は今日もまた回ってる」
ライブ用の唄いだし。
最後の最後にこれか、と思わず泣き笑い。
清濁併せ飲んだ上で希望の音を鳴らすバンドなんだと改めて。
ちひろくんは泣いていたけどそれでも笑顔だった。
新木くんも、潤一くんもたけのりくんも楽しそうだった。
間奏の前、吠える新木くんの声が終わらせたくないようにと、ぐっと伸びた。
音が鳴りやんだ瞬間の、放心と、その直後の感情が爆発したような、
そんな泣き笑いみたいな表情。
永遠を感じる一瞬ってああいうことでしょう?



最後の瞬間まで笑顔のステージで。
演奏も、唄も本当に素晴らしいものでした。
自分が見たライブはここ3年半くらいのものだけど、
ベストアクトと言っていいくらいの出来だったと思う。
バンドとして、素晴らしいアクトだった。贔屓目なしでな!
フラカンにもスクビにも遜色なかった。
本当に素晴らしいライブで、最高のバンドでした。
ありがとう。5年間お疲れ様。
そして、それぞれの道に進む皆との再会を祈ります。