2008/02/29

No Regret Life@下北沢GARAGE

久々のノーリグ!月曜日早めに出社することにして
残業ぶっちぎって間に合わせました。



音楽を愛してるっつか、魂ごと捧げちゃってるような。
そんな和奏さんの声が、音が、たまらなくいとおしい。
んで、今日はリズム隊が最高だった。
一人圧倒的だった和奏さんと、今日は対等だった。
ゲンタさんのベースも凄く鳴ってたし、何よりも今日は竜太くん。

元々好きなタイプの歌うドラマーだったんだけど。
今日は初めて「ノーリグのドラムで」鳥肌たった。

「手がかり」のドラムソロまじですげかった。
激しさが、熱が、強さが増した。
和奏さんの圧倒的な熱と対等に渡り合うようになった。
「六月に浮かぶ」「切なさの向こう側」と、ほんとドラムよかった。
激しくてあったかくて切なくて胸が痛くなる音だ。



ほんとにほんとにいいライブでした。ありがとうとアンケートに書いてきました。



2008/02/14

路地裏の宇宙少年

8年前に響いていた音楽の話をする。

聴いていた場所や、関わっていた事象や、感じていたことは違うんだけれども、

あの頃、自分が知らない場所で自分と同じようにその歌が響いていた人と。

今、その話ができることを嬉しいなあと思う。

…上記は本日の携帯メールのやり取りだったりするw


10年前、一聴き惚れしたバンドがあって。

9年前に一緒にライブを見に行った友人と来月、ソロになったボーカルのインストアイベントに行く。

あの頃と変わらず彼の歌を互いに好きでいることを嬉しいと思う。


同じように、きっと。

例えば一昨年の12月のあの高知の旅とかは、5年後も友人との語り草になるんだろう。

あの時、同じ熱を共有できたことがとても幸せなことだったんだと今思う。



その友人と、出会うずっとずっと前から。

お互いの世界に鳴り響いていた音楽があった。

私と友人が出会ったのは全く違うところだったから、お互いにそのバンドを好きだったことに驚いた。

だけど、彼女と同じ瞬間に音を共有することはとうとう叶わなかった。


時々は一緒に聴こうよね。

好きな歌は好きな歌のまま、変わらないからさ。




ありがとう、コブラツイスターズ。おつかれさま。

あなたたちが今まで生み出した音は、失われずに響いてます。好きなままだよ。忘れないよ。



ロックモンスターの秩序

と、いうことでROCK'A'TRENCHのドラム、オータケさんのバンドTHE POOLを観てきました。
いやあ、久々のエントリーになったなw



すげえ楽しかったです。めちゃくちゃ美味い酒になりました。
曲の振り幅がとても広くて、どれもこれもかっこよかった。
2曲目と「東京」と最後の曲が特に好みかな。 オータケさんが全部作ってアレンジまでしてるとのこと。
最後の曲のドラムアレンジとか鼻血もんでした。

細いけどパワープレイなドラム。
ライブハウスでもまれまくってます的な生々しいギター。
んで、ベーシストらしくない自由なプレイのオータケさん。
すげえすてき!

USだかUKだか洋楽はさっぱりわからんが、とにかく海の向こうの音の匂いもしたし
例えるならくるりのような日本のロックも鳴ってた。
音楽ってすげえなあって単純に思ったよ。無限だ。



ええと。なんのインタビューだったかな。
オータケさんが「自分にとって楽器はおもちゃ」って話してたことがあって。
それを読んだ時にすげえいいなって思って。

例えばロッカでいうなら真さんとか。
あと誰だ。キュウちゃんとか、オータさんもそうだな。
彼等はベースだったりドラムだったり、「プレイヤー」としてのプライドがあって。
アプローチは違えどその楽器を極める、ある種「職人」なんです。
彼等が持つプライドってのは、その楽器に対して、
そして、その楽器を奏でる己に対してのプライドなわけだ。
そこに正義がある。

んで、オータケさん。
彼は「プレイヤー」としての正義やプライドは持ってないんだと思う。
もちろんベースが好き、とかドラムが好き、とか楽器に対する愛はあるけれど。
オータケさんが持ってるプライドとか正義ってのは「音楽」に対してなわけで
それはとても大きくて、一見曖昧に見えるかもしれないけれど
でも実際は何よりも純度が高くて確固たるものなんだと思う。

「この楽器はこうあるべき」なんてものはない。ただ、
「いい音楽」を鳴らすことがすべてで、そこにはそれこそジャンルもなにもあったもんじゃないわけだ。
「職人」であるためには必要のないものを排斥して削ぎ落とす作業が必要だけど
オータケさんの正義を貫くためにはあらゆるものを飲み込まないといけない。
ある種真逆の作業なわけだ。

んで、それだけの器を持たなきゃいけなくて、
オータケさんはそれを持っているから
節操無く見えても実際は芯がぶれてないし、とても純粋なんだと思う。


私はこの人の秩序をとても好きだと思ったし、共感した。
オータケさんを「好きなドラマー」としてではなく
「好きなミュージシャン」って自分で思ってた理由が今日のライブでわかったよ。