2006/02/16

星の数ほどのさよならの中で

一番最後の夜にあなたを想い このうたをうたおう



なんでこんなに風味堂はストレートなのか。

照れくさいどころかいっそ清清しい。

彼等の曲は、例えば10年後も色あせずに時々街に流れたり、

部屋で聴く誰かの心にじんわりと沁みるんだろう。

スタンダードって、凄くいい言葉だと思う。風味堂を聴いてると特にそう思う。


いつかどこかで最後の夜を迎えるなら

伴侶のことを考えながらいちばんすきな歌をうたって終わりを待ちたい。

少し照れくさいけどそんなことを考えたりする。



2006/02/12

POMERANIANS@ラ・チッタ・デッラ

POMERANIANSのライブを観るといつもドキドキする。

それは『ライブ』と言う、ある意味『非日常』な空間にいるゆえの高揚感ではないドキドキだ。

彼等のライブを観ている私は、踊り狂ったりましてや「うをををををを!」なんて拳を突き上げたりはしない。

とてもニュートラルで、自分が自分のまま、ありのままに彼等の音楽の渦の中にいる。

そして、その『私』は彼等のライブを観ていつもドキドキするのだ。


野外でのフリーライブ。13:30と15:00の2回まわしで、私は15:00の回を観た。


アコースティックなライブということで、Vo.のザッキーはキーボードじゃなくアコギを弾いて歌う。

一曲目にいきなり『ハナレバナレ』。

物凄く気持ちいいグルーヴにコーラスワーク。彼等は元々巧いのだ。

様子を伺うように1曲目を聴いた。いつもと違う音でも、いつもと同じように胸がぎゅっとなる。

どこでどんな風にやってもポメはポメなんだなって、たった1曲でわかった。

彼等はとても自然体で音楽を鳴らす。

『さよならBABY』、『ロックンロールスター』もそう。聴きながら思わず目を閉じて揺れてしまう。

今回愛情空回りの最前列ゲットなんだから目に焼き付けなきゃもったいないけど

なんか音の世界に閉じこもりたくなって、うっかり目を閉じちゃったり。

それほど彼等の出す音は気持ちいいのだ。私は彼等の最新作のアルバムを絶賛したが

本当のよさはライブを観ないと絶対にわからないと思った。

POMERANIANSはそういうバンドだ。CDだけじゃ絶対に足りない。

彼等がリアルタイムで生み出す音というものの素晴らしさを是非とも知って欲しいと思う。


『今回のアルバムの中でもとても重要な曲です。僕等の今の想いが詰まってます。』

勿論どの曲も大事だけれど、と付け加えてからザッキーが唄いだしたのは『カワタレボシ』。

『ハナレバナレ』の次、2曲目に唄ったこの曲が自分の中でピークだった。

自分的にキラーチューンなのだ、この曲。

1番のBメロでもうこらえきれなくなって涙が出た。んで、自分が何で彼等のライブでドキドキする理由も

ちゃんと言葉で説明できるくらいはっきりと理解した。


私はライブの時、POMERANIANSの音楽を私情挟みまくりで聴いている。

私情を挟みまくりで音楽を聴いて、勝手に胸を痛めて。『カワタレボシ』で泣く。

多分それは音楽の正しい聴き方のひとつだ。

『ハナレバナレ』を聴きながら好きな人を思い、『踊っていたいよ』でカラダを揺らし

『夜明けまで』で優しい気持ちであったかくなる。

彼等の音を聴きながら、色んなことを思う。それは決してステージに集中してないわけじゃなく

彼等の音が、言葉が耳から心へ沁みこむのと同じように、脳にも響くから。

ポメの音で私は私の世界に想いを馳せる。

だからドキドキするのだ。『止まらずに回り続ける私の世界』に『POMERANIANSの音楽』が流れるから。

だから私はとてもニュートラルな状態で、すとんと彼等の歌を受け入れることができる。

そんなバンドに出会えた幸せっつーのは、ほんとに凄いんだ、絶対。


『カワタレボシ』は私がPOMERANIANSにはまったきっかけであり、思えばこの1年、

自分にとってのターニングポイントみたいなときにばかり彼等のライブに行って、それでこの曲を聴いて

胸がぎゅってなってその度に泣いていた。

転職を考え始めた夏、退職を決めた秋の終わり、そして漸く自分の力で世界を少しだけ動かした今。

今日も『カワタレボシ』は私の世界に響いて私を泣かせた。



『カワタレボシ』、『さよならBABY』、『ロックンロールスター』ときて

5曲目は『いつか越えて』。この曲を歌う前にもザッキーは

「今回のアルバムの中で、とても大事にしてる曲です」というようなことを言っていた。

『レインボークライマー』は、私がこの間このブログに書いたとおり

凶暴なまでに純粋な気持ちを詰め込んだ、今の彼等の全てなんだろう。

演奏も歌も酷く丁寧で。野外なのにちっとも暴れてはみでて、って感じがしなかった。

自分達が生み出すものを丁寧に守って、丁寧に放って。

瞬きするのを忘れるくらい、聴き入った。聴き惚れた。息を飲むってこういうことかと。

ラストは『影踏みサンセット』。2番、ミツヨシくんとザッキーの掛け合いに鳥肌が立つ。

ドラムのユーキさんもベースのカズくんもそうなんだけど、ザッキーの声というのは

ポメの誰のコーラスと絡んでも気持ちいい。

特徴のある少し高い声。高音の伸びや柔らかいファルセットは時々神がかってるとさえ思う。

低音を綺麗に響かせるボーカリストがここ最近の好みだったんだけど

ザッキーの歌を聴いているとやっぱり高音の伸びとある意味飛び道具のファルセット。

凄くいい武器と言うか、ギフトだよなあと思う。

爆笑MCにゆるゆるのぐだぐだの空気も交えつつ、6曲きっちり演奏しきってライブは終了した。

凄く満足した。13:30からの第1回のほうも観れば良かったと後悔もしたけれど。



いいライブをありがとうございました。

8月に彼等のライブを初めて観たときに物販でベースのカズくんに言った言葉と同じ言葉を

今日は全員に告げることができた。

私の『ありがとう』はどう伝わったかはわからないけれど、だけどせめてこのエントリを読んでる人には

彼等の音楽の素晴らしさが伝わるといいと心底思う。願う。



2006/02/11

レイドバックス@吉祥寺SPC

マボロシ, マボロシ featuring KREVA
ワルダクミ


っつーことで、遅くなりましたがレポを。


今回がレイドバックスにとって3回目のライブ。
私は前回の『東京の星』には行っていないのでそのライブがどうだったかは知らないのだが
1回目のBYGに比べると本当に『バンド』になったなあ、というのが第一印象。

BYGでの初ライブの時は、殆どが関係者OR知り合いな上、ハコ独特の空気も相まって

「物凄く巧い人たちがたまたま集まってセッションしてみたら凄いことになって客を圧倒」

という感じだった。
演奏があまりにも凄すぎたので私は前回のライブレポで絶賛したのだが「ライブ」と言うよりは
派手なセッション大会のように見えたのも正直なところだった。
だって、客置いてけぼりでメンバーが楽しんでいたから。
それを前提にレイドバックスというバンドが作られたからなんだろうな。
メンバーが楽しむ為のバンド。そこがきっと始まり。

だが、「ユレマクリ」のステージに上がった彼らはこの間のような空気など全くなく
完全に『演者』として、客を『ユレマクラセル』ために現れていた。
ちゃんと客と向き合う『バンド』になっていた。

「物凄く巧い人たちがたまたま集まってセッションしてみたら凄いことになって客を圧倒」
から
「物凄く巧い人たちが『よっしゃやるか』とライブをやって客を圧倒」
に変わったのだ。ほんのちょっとの意識の違いでステージングがこうも変わるものかと思ったのは
30分くらいのステージのメリハリと、客席との絶妙な距離感。
それから客に向けて演奏しているというベクトル。
一番わかりやすかったのはキーボードのよしさんかな。
レイドバックスの音全部包んでぶっ放す、みたいなそんな勢いで上に音を乗せてた。
それがまた気持ちいいんだ。スタンディングだから今度こそ悔いなく踊りきったよ、あたしゃ。

タケさんもステージに立ってる姿は『ギタリスト』のそれだった。
ぐだぐだのMCも、カトリーナのラップもなにもかもが『演者としてのパフォーマンス』だった。
大ちゃんのプレイは相変わらず黒くて、Basilを観たあとにふと思い返すと
結構背伸びしてるんだなあ、と思ってしまう(←これはおばさんの発言ではなかろうか)
いいメンバーにもまれて、近いうちに化けるであろう彼の次のライブも超楽しみ。
クンゴさんもほんと手数多くて細かくてでもブレないですごかった。


本当に巧い人たちが「ライブやる」と決めてやったライブは
本当に凄いんだと言うことが良くわかりました。
感想なんてそれ以外にない。一回観ればわかると思うので、次回のBYGは皆いっとけ。


2006/02/06

ユレマクリVol.5ライブレポ その1

出演者の殆どがツボだったために、2回くらいに分けます。

っつか、レイドバックスだけ次回になる方向で。ひいきだひいきだ。



1.barbi

途中入場だったので、おそらく3曲目から。

予習して望んだライブでしたが、正直『AquaTimezみたいな人がいる』が第一印象(ひでえ

ちょうどこのライブの数日前にAquaTimezをTVで観て伴侶と突っ込みまくっていたので

Vo.の彼の揺れ方でフラッシュバック。

んで、肝心の音ですが。気持ちよかった。これこそ酒が進む極上の音楽です、と。

彼らの楽曲を構成する全ての音があったかいんだよね。

気持ちいいグルーヴを生み出す為の温度っつか、なんつーか。

ちょっと友人と飲みたい時に聴きたい音。


2.TUFF SESSION

ステージに所狭しと野郎が6人。
Vo.がバイオリンを持ってるのを見て、ふとroughlaughを思い出した。
野郎6人という、非常に男臭いステージなのに、出す音には独特の浮遊感があって
これまた酒が進む進む。
こういう音楽が日常生活に溢れてたらあんまりせせこましく生きなくてもすむ気がする。
ステージングも激しく盛り上げると言うよりは独特の空気で
客席を包んで気持ちよくさせる感じ。
最近力押しのライブばっかり観てたから、こういう強さのバンドのよさを再確認した。


3.レイドバックス

次回書きますが、竹内朋康のバンダナ、とだけ言っておこう。

登場した瞬間に近年稀に感じる脱力感に見舞われた。


4.ブラストーン

今回の一押し。むしろ一目惚れ。と、いうか恋。

野武士(裸族)とアフロとメガネ。

見てくれだけで私が一目惚れする要素満載のバンド。

HPで試聴しただけじゃ気づかなかった破壊力抜群の登場で早くもヤられたが、音がすげえ。

ガチだガチ。滅茶苦茶気持ちいいオトコマエドラムに絶妙なベースライン。

黒いFUNKYギターに、破壊力のあるMC。

ミクスチャー、FUNK、ROCK、なんでもあり。

『タテノリヨコノリナンデモアリ』は彼等のキャッチコピーだけどまさにそんな感じ。

セオリーと言うものを度外視した、本能に直接訴えかける音楽だ。

とにかく「気持ちいい」の一言に尽きる。徹底的にオトコマエで男臭くて全力なステージングに

ブレの少ない演奏。土台がしっかりしてるからこそ裸族でもヅラでもMCだだすべりでも

コミックバンドなどとは微塵も感じさせない。

音楽が好きで好きで好きで好きでやってる人の音楽だ。まさに『PARTY!』

ラストナンバーの新曲『RIDE ON』が個人的に凄まじくツボだった。

ライブ観るたびに新しい発見がありそうなバンド。絶対化けると思うので次回も行くことにした。

余談だが本気で惚れたので本人にアンケート持って好きです、と突撃してきた。これでこそ俺様。


5.ズクナシ

12月にセッチューで観たときはあんまり好きになれなかったのだが

『ユレマクリ』の雰囲気の良さも手伝ってか、かなり楽しめた。

メンバーが楽しそう、気持ちよさそうだったのが一番でかいかな。

声の伸びが気持ちいいなーって、酒飲みながらおとなしく聴いてました。

次に観るときは前に突っ込んでってみようと思う。


6.Basil

こんなにいいライブをするバンドがいたんだって、凄く嬉しくなった。

会場の空気も最高に良かったけど、メンバー全員が幸せをかみ締めるようにプレイしてたのが

印象的だった。楽しそうに演奏するバンドは沢山いるけど、それよりも幸せそうだった。

『今日も音楽がやれる幸せ』

それはとてもちっちゃくて平凡なものかもしれないんだけど、それに気づけてる人ってのは

本当に凄いと思うんだよ。

MCで村GODさんは何度も普通の生活の当たり前の幸せを語っていたけど

それは本当に本心で、それを知っているからこそあんなにハッピーなライブが出来たんだと思う。

『FUNKY MUSIC SHOW』や『ケッカ♂オーライ』でのはじけっぷりと

『素直な気持ち』、『あいたいひと』での、あの柔らかく全てを包むようなグルーヴ。

振り幅はでかく、そしてどっちに振られても変わらずに気持ちよかった。

なんでこんなに優しい声なんだって、泣きたくなるくらいやさしい村GODさんの声に

キーボードとギターが色をつける。土台となるドラムもベースもがっちりしてて、でも跳ねてて。

なんかもう楽しさを抑えきれないみたいな、そんな無邪気なリズム隊に思わずカラダが揺れた。

大ちゃんがマボロシやレイドバックスよりもずっとずっとリラックスしてて、

ああやっぱりここがHOMEだ、なんて思ったのはナイショ。




とにかく、いいイベントをありがとうBasil。

本当に本当に楽しかった。

次回のライブも楽しみにしてますってことでレイドバックスのレポにつーづーくー。



2006/02/03

取捨選択が難しい件について。

衝動的にPOMERANIANSのアルバムを買ったので、

B'zとRIPのシングルを買っていません。

2000円握り締めてタワレコに行って手にしたのはポメでした。後悔はしてません。

この音の価値はプライスレスですよ!


んで、今欲しいCDがGRiPのアルバムとNo Regret Life。

GRiPは、元プロペラのゴンダさんがやってる、熱くてぶっといロックバンド。

第3世代の中ではちょっと異質かもしれないな。シリアスなロックをやってる。

でも、かっこいいんだこれがまた。


んで、No Regret Life。

忘れもしない去年のせっちゅーふりー。

うちのブログにリンクしてる『続・くだらない日記』のヒロちん(年下の男の子に付ける敬称は『ちん』)と

一緒に『このバンドいいねー、熱いねー』と言い合いながら観たバンドだ。

真っ直ぐで真摯で、不器用で。決してクレバーではないけれど、

真っ直ぐに銃口を突きつけられたような、そんな重さがある歌を歌ってくれる。

聴けば聴くだけ切なくて痛くて、だけど前を向ける。立って歩ける。

なんか、頑張れる気がするんだ。和奏さんの全身全霊かけてるような声を聴いてると。

こういうバンドこそ売れて欲しい。ビジネスのジレンマに負けないで、ちゃんと結果を出して勝って欲しい。


ちなみに、アルバムのレビューはヒロちんのブログを読んで下さい。うちのリンクから飛べますので。

ヒロちんはとってもいいレポを書く子です。特にセカイイチについては必見!

セカイイチっつーバンドは幸せものだと思うのよ。こんなファンがいるんだからね。



っつーことで、CD買いに行くかな。

幾つか諦めるライブもあるからちょうどいい……のか……な……でもノーリグはいきたい。

んで、来週の金曜日はL.E.D.のギタリストのUMEZYさんのソロライブ観てきます。

L.E.D.も激しく活動を待ってるけれど、サポの窪田さん(35だと知って腰が抜けたよ)も

空気公団に正式加入してますます忙しくなるだろうから

どこまでも果てしなく伝説のバンドになる予感がする。

ゆっくり待ちますよ。ライブの機会も逃さず行きますよ。だって超きもちいいもん。

明日はレイドバックスとBasil。ブラストーンまで観れるよ。おいしいなあ。



2006/02/01

POMERANIANS 「レインボークライマー」

一言で言えば、物凄くポップでクオリティの高いアルバムだ。

音色の幅広さ、リズム隊がもたらす音の厚み、気持ちいいグルーヴ。

荒削りな部分もあるけれど、『今』、彼らが持っているもの全てを出し切った作品だと思う。


そこがポイント。


『今の全てを出し切った』このアルバムは、酷く純粋で、凶暴なまでの想いが詰まってる。

「衝動」と呼ぶに相応しいモノが。



「音楽が好き」で音楽をやってるバンドは沢山いるし、私はそういうバンドが鳴らす音楽が好きだ。

それはポメラニアンズだって同じで、彼等のライブを観れば

彼らが音楽が好きで好きで、それでそこに立ってるってことが良くわかる。

だけど、このアルバムでは彼らはそれに留まらなかった。


「音楽が好き」で音楽をやっているバンドの音楽には、本人の愛情が山ほど詰まっている。

そして、その愛情のベクトルが自分達が奏でる音だけに向かっているバンドというのは

実は決して少なくなかったりする。

創作活動なんて所詮自己満足であるといってしまえばそれまでなんだけど

やっぱり「自分がやりたいからやる」で完結してしまってる、それ以上が見えない人も多い。

(その反対が「売るために売れるモノを作る」セルアウトだとは言ってない。それは極論っつーもんだ)

しかしこのアルバムを作るに当たって彼等のベクトルは完全にCDの中ではなく

その先の、CDを取った「手」を指していた。つまり、聴き手に向かってた。


こんなにも『伝えたい』衝動の詰まった音は聴いたことがない。

歪まずに届いて欲しいからこそ自分達の全てを詰め込んだアルバムなのだ。

それをやってのけた彼らは物凄く潔くて、強い。



自分が好きなだけじゃ足りない。それが伝わらないと意味がない。

それは、音楽をビジネスにもしなければならない彼等の覚悟だ。

ただ「届け」という想い。

それがこのアルバムの音に厚みを出している。

衝動だけでは決して作らなかった、作れなかった作品なんだ。

ドラムのフィルインひとつにしてもちゃんと練られてる。

ベースラインが上に乗ってる音色に絡むように、ベースだけでもイイ音楽に聴こえるように

アレンジは精巧であり、自分達の勢いを損なわない絶妙なバランスを保ってる。

作りこむ部分と、インスピレーションを大事にする部分。

このギリギリのバランスがたまらなくいい。

そして、全てはリスナーに届くように。それだけをただひとつ目指して作られている。

だからひとつの作品として全くぶれていない。

バラードも、明るくてポップな曲も、芯は太くてまっすぐで根っこでちゃんと繋がってる。

飛ばさずに1枚丸ごと聴ける作品に仕上がっている。



去年の夏、J-WAVEのイベントで初めてPOMERANIANSを見た。

その時のVo.ザッキーの言葉を、声をいまもはっきり思い出せる。

その時現在シングルとしても発売されている「カワタレボシ」を初披露したんだったかな。そのMC。


「今の僕らを唄ったような曲です。夜明けって。」



『僕らの想いはきっと 右へ左へと流されても 姿を変えてずっと 伝うから伝うから』



伝えたいと願わなきゃ届くはずもない。

彼等の凶暴なまでの欲求を詰め込んだこのアルバムが、ちゃんと沢山の人に届けばいいと思う。

そして、私はこのアルバムを沢山の人に聴いて欲しいと思う。

このエントリがそのきっかけになればそんな嬉しいことはない。

彼らのよさを伝えたくて、このエントリを書いているから。