2006/02/11

レイドバックス@吉祥寺SPC

マボロシ, マボロシ featuring KREVA
ワルダクミ


っつーことで、遅くなりましたがレポを。


今回がレイドバックスにとって3回目のライブ。
私は前回の『東京の星』には行っていないのでそのライブがどうだったかは知らないのだが
1回目のBYGに比べると本当に『バンド』になったなあ、というのが第一印象。

BYGでの初ライブの時は、殆どが関係者OR知り合いな上、ハコ独特の空気も相まって

「物凄く巧い人たちがたまたま集まってセッションしてみたら凄いことになって客を圧倒」

という感じだった。
演奏があまりにも凄すぎたので私は前回のライブレポで絶賛したのだが「ライブ」と言うよりは
派手なセッション大会のように見えたのも正直なところだった。
だって、客置いてけぼりでメンバーが楽しんでいたから。
それを前提にレイドバックスというバンドが作られたからなんだろうな。
メンバーが楽しむ為のバンド。そこがきっと始まり。

だが、「ユレマクリ」のステージに上がった彼らはこの間のような空気など全くなく
完全に『演者』として、客を『ユレマクラセル』ために現れていた。
ちゃんと客と向き合う『バンド』になっていた。

「物凄く巧い人たちがたまたま集まってセッションしてみたら凄いことになって客を圧倒」
から
「物凄く巧い人たちが『よっしゃやるか』とライブをやって客を圧倒」
に変わったのだ。ほんのちょっとの意識の違いでステージングがこうも変わるものかと思ったのは
30分くらいのステージのメリハリと、客席との絶妙な距離感。
それから客に向けて演奏しているというベクトル。
一番わかりやすかったのはキーボードのよしさんかな。
レイドバックスの音全部包んでぶっ放す、みたいなそんな勢いで上に音を乗せてた。
それがまた気持ちいいんだ。スタンディングだから今度こそ悔いなく踊りきったよ、あたしゃ。

タケさんもステージに立ってる姿は『ギタリスト』のそれだった。
ぐだぐだのMCも、カトリーナのラップもなにもかもが『演者としてのパフォーマンス』だった。
大ちゃんのプレイは相変わらず黒くて、Basilを観たあとにふと思い返すと
結構背伸びしてるんだなあ、と思ってしまう(←これはおばさんの発言ではなかろうか)
いいメンバーにもまれて、近いうちに化けるであろう彼の次のライブも超楽しみ。
クンゴさんもほんと手数多くて細かくてでもブレないですごかった。


本当に巧い人たちが「ライブやる」と決めてやったライブは
本当に凄いんだと言うことが良くわかりました。
感想なんてそれ以外にない。一回観ればわかると思うので、次回のBYGは皆いっとけ。


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