2006/12/18

Vibe其の七@下北沢SHELTER

開場前から降り出した雨に、濡れる。
遅れて開場。人の入りが凄い。空気が重い。
やっぱりどうしても特別だからかな。自分を含め、客が皆気負ってると思った。
一つも見逃さないように、とか後悔が残らないように、とか。

いつものSE。いつも通り皆で手拍子。
いつもどおり笑顔で出てきたメンバー。
シャツにネクタイ。
あ、もっちゃん髪切った。
…ミッシェルのクハラがいらっしゃいます。
ではなくて、バクチクの人でもなくて、橋谷さん、モヒカン。
あまりの衝撃に全て持っていかれた感がありました。



・ようこそ
この曲で始まった。凄く嬉しかった。皆嬉しそうだった。
Jackson vibeのはじまりのうた。
「橋谷 頭いいかい」「モトキチ おなかどうだい」
替え歌で笑わせるグローバーさん。佐藤さん、失笑(笑
「すがっち カウントちょうだい」
思いっきりの笑顔で頷いて、「1,2,3,4!」
この曲で、もっちゃんの名前を聴けるのはきっと今日で最後だ。
ほんとに嬉しそうにカウントしたもっちゃんと、物凄く気合入れて歌い上げたグローバーさん。


・愛のうた
カウントして、やっぱりこれ。凄いモッシュ。今までで一番だな。
シェルターはステージが低いから、皆見たくて必死。
橋谷さんのギター、すんげー気合はいってた。
何度ももっちゃんを見る佐藤さん。
客席も何度も見渡してくれる。


・バスにとびのれ
何かを振り切るように歌うグローバーさん。
その力強さに客席がどんどん笑顔になる。
大サビ前のフィルイン、凄く力強かった。
客席の皆でのoioiコールもいつもよりも強い、大きい。
突き上げた拳に想いが乗っかってるみたい。


・未来少年
「朝は来なくていい」「春は来なくていい」
今の気持ちそのもので、苦しかった。
だけど、前に進まなきゃいけないことをちゃんとわかってる唄。
ノスタルジアを喚起させるイントロ、もっちゃんのドラムの凄さが際立つアウトロ。
佐藤さんと何度も目を合わせて呼吸を合わせる。
橋谷さんのギターが凄く丁寧であったかい。


・SUPER Y
もっちゃんの独壇場。
佐藤さんがみんなに手拍子を煽りまくり。客の皆も飛びまくり。
グローバーさん、天井低くて飛びきれなくて、気持ち抑えるの大変そう(笑
橋谷さんのギターソロ、今まで一番アツかった。
佐藤さんのチョッパー、死ぬほどカッコイイ。
手を伸ばしたらネック触らせてくれた。初めて触ったよ!
もっちゃんのドラムソロ、今までで一番はまってた。鳥肌たった。
ドラムソロのラスト、音が途切れた瞬間の最高の笑顔。たまらない。


・ワンダ
畳み掛けるように「ワンダ」。この辺りからモッシュも一段と激しくなってフロアの熱が凄まじい。
「12345467!」のカウントも太い!
シェルターを壊すくらいの情熱と衝動。
こんなに激しい曲なのに、なんで皆こんなに笑顔なんだろう。
顎をきゅっと引いてリズムを刻むのは、LOOPのときと同じ。
だけど、こんなに太くて厚くてあったかい音は今だからこそ。


・風
サビの「手を伸ばせ」で必死に手を伸ばした。
とにかくステージに向かって手を伸ばした。
何を掴みたかったのかはわからないんだけど。
自分をすり抜けていく一瞬一瞬を、捕まえたかったのかもしれない。
グローバーさんの声が圧倒的だった。
速い曲の時のかっこよさってのはほんとに凄い。


・GETTAWAY
イントロでぎゃああってなってしまった(笑
BBSでリクエストしてました。聴くのは去年のO-West以来。
あの時よりもなんだろ。色気っつか、艶が増した気がする。
どきどきする。のっけから飛びまくりで楽しくて。


ここでMC。いきなりメンバー紹介。
橋谷さんは、自由が丘で今日モヒカンにしたらしい。
グローバーさんが「間違った自由」と言っていて爆笑した。
もっちゃんが「ハッシーに全部持って行かれた」と笑った。
佐藤さんは「1年もダイエットネタ引きずってまして。僕2キロ痩せたんですけど
数字でしか表れない…」とぶつぶつ。
なんてアホなバンドなんだ。今までと同じ、しょうもないMC。
「今日はVibe企画ですからカバーも勿論やりますよ。」
と、ここからカバー3連発。


・NO(電気グルーヴカバー)
すげーかっこよかった。
テクノなのでループなのに、楽器が全部凄く歌ってる。
ジェネレーションギャップなのか、なんなのか
ノリ方がわからない人が少なくなかったみたいですが(汗
きっちり躍らせていただきました。いや、これほんとに気持ちいいよ。


・デイドリーム・ビリーバー(ザ・タイマーズカバー)
ここまでで一番ゆったりとした曲じゃないかな。
クールダウンじゃないけど、少しだけしんみりしちゃったね。
「ずっと夢みさせてくれてありがとう」の時、
佐藤さんの顔が少し歪んだ気がした。
胸が、痛かった。


・ラブリー(小沢健二カバー)
待ってましたのラブリー!最高にハッピーな瞬間です。
オリジナルだとホーンが入ってて凄くゴージャスなんだけど
バンドサウンドのソリッドなロックアレンジ、ほんとに秀逸。
ベースラインも気持ちいいし、ドラムの太さが最高!
グローバーさんの唄がほんとにはまってる。
7分もの長い曲をきっちりやりきる強さにも感動。


ここでもいっちょMC。
「新曲を」とグローバーさん。


・浪漫PEOPLE
初めて聴いた。力強い、速い曲。
やっぱりドラムは手数多め。
一回聴いただけじゃレポできない…(汗
すみませむ。でも、今までとはちょっと色の違うかっこいい曲です。


・LIFE
もう一発新曲を。
「ぴかぴかレコード 溝がなきゃ 聴こえねえ」
のフレーズを歌い上げるグローバーさんが、ほんとに魂を振り絞ってるように見えた。
皆の後ろで叩くもっちゃんが、噛み締めるように叩いてた。
大サビ前のフィルイン、いつもと変わらず死ぬほど気持ちよかった。
胸に、おなかにドラムの音が響く。
最後の「LIFE」の連発、拳を突き上げて私も一緒に歌ってた。
終わる瞬間を惜しい、と思ってしまった。


・GOD OF MUSIC
この曲をやるとき、一発目のドラムの音を叩く瞬間のもっちゃんの笑顔が凄く好きだ。
フロント3人がもっちゃんの方を向いて、皆で音を産み出すその瞬間が永遠に思えた。
一生忘れない光景。音楽の神様がそこにいた。確かにいたんだ。
力強いドラム、それの上に乗るベース、丁寧に転がるギター。そして、圧倒的な声。
全てが綺麗に絡み合わないと生まれない、極上の音楽。最高だ!
4人じゃないと出せない音だった。この4人じゃないと。


・さよならヒーロー
印象的なイントロから、これ。
ドラムソロの時は全力で手を叩いた。
改めて、Jackson vibeの詞は前を向いて力強いと思う。
何もかもが餞に聴こえてしまって。
感傷的になる暇もないくらいの音の洪水の中で、どうしても。


・朝焼けの旅路
全員で、全力で、カウント。
皆の想いが爆発した瞬間だった。シェルター、揺れたよね?
「ありったけの力で 涙のその先へ」
全部の思いをぶつけるように歌うグローバーさん。
佐藤さんも前に出てきて私達を煽る。
橋谷さんも思いを爆発させるようなプレイ。
もっちゃん、笑ってる。がんがん叩きながら、凄く嬉しそうで
その笑顔がいつもと同じでほんとに嬉しくなる。


・MUSIC FREAKS
「僕ら4人の為に唄います。」
きっぱりとグローバーさんがそう言って始まった。
その潔さをとても愛しいと思った。
全員が泣いてた。タムラさんも静かに袖で泣いてた。
涙が止まらなくなってしまって困った。
ステージがぼやける。涙が拭えなくて、頬を伝ったまま一音も聴き逃すまいと全身全霊で聴いてた。
最後の一音が消えたとき、もっちゃんが笑った。
切なくて、切なくて。だけど凄く幸せな光景がそこにあった。
4人が前に出てきて、手を繋いで挨拶。


ここで、本編が終わった。

アンコールの声と手拍子がシェルターに響く。
もっちゃんを呼ぶ声が聞こえる。
出てきたメンバーは、ちゃんと笑顔だった。


・言わずとも
客席も、涙を拭って超笑顔。
この曲はカップリングだと言うのに大人気なのだ。
楽しくて、楽しくて飛び跳ねた。
「言わずとも愛とは伝わってるもんかい」
伝われ、と思ったよ。
今日来れなかった人たちの想い、全部背負って4人で唄え、と。


・Walkin' Moon
会場に、ピースが咲いた。
佐藤さんが客席をじっと見つめた。
もっちゃんが、嬉しそうに笑った。でも、泣いてたよね。
「同じ夜を 僕らは行く」
しみじみと今日のセットリストはスガワスペシャルだと思う。
グローバーさんが誰に何を伝えたいのか。
メンバーも客も何を伝えたいのか。
全員が同じ思いを共有してた。
同じ熱を分け合っているからこそ生まれる最高のグルーヴが、胸を震わせる。


アンコールは、2曲で終了。

鳴り止まないダブルアンコールの声に、もっちゃんが一人で出てきた。
涙目で、でも笑顔で私達と向かい合う。


「突然の発表でごめんなさい。皆も知っている通り、12月16日でJackson vibeを卒業します。
…Jackson vibeに入る前、あるバンドをやってました。
そのバンドは革ジャン、革パンで、笑っちゃだめって、そんなバンドでした。」


LOOPのことを、もっちゃんが話した。客席が少しざわついた。
笑っちゃダメなバンドなんて、LOOPを知らない人は想像つかないんだろうな。
誰もがJackson vibeのすがっちの笑顔が好きだから。


「Jackson vibeに入って、楽しくて。大好きな曲が沢山生まれて。
音を楽しむって、本当の意味での音楽を4年間やることができました。」


音楽を諦めないでくれてありがとう。
どう邪推したってLOOPの終わりは辛いものでしかなかったはずだけど。
tae抜けても裏表コインやめてもSOS抜けても
それでも音楽を続けていてくれたから、もっちゃんはほんとの音楽ができたんだ。


「メッセージで『バイバイ』て書いちゃって。ああ、やばいなーって思ったんだけど(笑
僕はJackson vibeが大好きだからこれからはファンとして応援するし、
僕も、また皆にどこかで会えるように音楽を頑張ります。」


音楽を続けると、もっちゃんの口からやっと聴くことが叶って。嬉しくて涙が出た。


「最後にもう少し、みんなで音楽やりましょう。」


(MCを一語一句覚えるなんてことはできなくて。
密録は死んでもしたくない派だからどうしようもない。
言葉と言うものはとても難しくて、ちょっと変わっただけでも
全然別の意味になってしまう。
もっちゃんのMC、私が書き起こしたもので正しいニュアンスが伝わりますように、と思う。
違ってたらごめんね。御指摘よろしくお願いします。)


ダブルアンコール。
・Walk down a bridge
最後はこの曲しかないんだけど。
どうしても涙が止まらない。
橋谷さんも、佐藤さんも、グローバーさんも、もっちゃんも。皆泣いてた。
皆何度ももっちゃんを見る。
橋谷さんは今日のライブのとき、何度も何度ももっちゃんの方を向いてた。
もっちゃんを見る皆のことを、もっちゃんは笑顔で見てた。
それでも時々涙で顔を歪ませてる。
「前へ 前へ 前へ」
全員で叫んでた。グローバーさんには鬼気迫るものがあった。
アウトロでシャウトするグローバーさん。
終わらせたくない、そんな想いがあったんじゃないかな。
音を途切れさせたくないって。



最後の一音がやんで、ライブが終演を迎えた。涙でぐちゃぐちゃの笑顔で
客と向き合う4人の姿が本当に愛しく思えた。



2006/12/09

Jackson vibeドラム須川さんの脱退について。

12月5日にJackson vibe公式HPにて、ドラムの須川さんの脱退が発表になりました。



12月5日といえば下北でフラカンとサードクラスのライブがあり、

私はそれに参加してけいすけのうんこトークで爆笑し、

前さんの投げたチョコレートをゲットして浮かれポンチで帰りの山手線に乗りました。

何気なく見た2ちゃんのJackson vibeスレで書き込みを見つけ、慌てて公式HPに飛びました。

泣きました。とりあえず一晩泣きました。



Jackson vibeを初めて生で観たのは去年のRIJF。

あの暑い熱い太陽の下で聴いた分厚いグルーヴ。

あの日私はJackson vibeの虜になった。

『八月』の強くて切なくてあったかいあのドラムをいっぺんで大好きになった。


その後、そのドラムの「すがっち」が7年前に私の心臓射抜いたLOOP THE LOOPの基くんだったと気づいて

びっくりして、嬉しくて。ああ、音楽を好きな限りはどこかで必ず繋がってるんだって。

『縁』って言葉の意味をしみじみと思った。



どこかで繋がってる。音楽を好きな限りはそれはきっと途切れない。

そういう風に思えたのは、須川さんに会えたからなのに。

こともあろうに須川さんは脱退の文章で「バイバイ」って書きやがった。


音楽を続けるんでしょう?

そうやってグローバーさんたちも書いてるじゃないか。

なのに脱退メッセージのラストで「バイバイ」とはなにごとだゴルァ。

…気づけば逆切れモードになっている自分の思考回路はどうかと思うけど(汗


須川さんはわかってない。

「Jackson vibe」だけでなく、ただ、そのドラムの音を好きな人がいることを。

「Jackson vibeの須川基」だけが愛されてるわけじゃないんだよ。



6年前、LOOP THE LOOPが解散した。

だけど私はtaeを見つけた。

taeにはあまりのめりこまずに音楽自体もあまり聴かなくなった。

ある日、ふと須川さんがtaeを脱退してることを聴いた。

だけど去年のRIJFでJackson vibeで笑顔でドラム叩く須川さんを見つけた。

笑顔なんて初めて観たからLOOPのもっちゃんだって気づくのに暫くかかったけど(笑

だけどそうやってちゃんと見つけて、もっちゃんのドラムを7年前から聴いてるんだよ。



今年の4月にシェルターで初めて手紙を渡して話をした。

LOOPを知っていると言ったら酷く驚いていたけど、だけど笑って


「観ててくれてありがとう。これからも観ててね。」


って言ってくれたんだ。

嬉しくてぶんぶん首振って頷いた。

勝手に約束だと思うことにした。

須川さんのドラムを好きな限りはずっと聴くって。観てるって。そう約束したって思うことにしてた。




だから「バイバイ」なんて絶対にしない。

「次のライブ楽しみにしてます。笑顔で会いましょう。」

下北でもしも話せたらそういうつもりだ。

音楽をやめないのに「バイバイ」なんて許さない。ストーカーをなめんな(←それは違うと思う


そして須川さんは知るべきだ。

須川さんを、そのドラムを好きな人が沢山いること。

それはJackson vibeの4年間で須川さんが自分の手で掴み取ったものであり、

Jackson vibeじゃなくなったってきっとその手に残ったままのはずだ。

それを伝えたいと思う。ありったけの心で。





そして、3人になったJackson vibeとも来年笑って会おう。



2006/11/28

終わりと始まり。

自分は現在進行形で好きだから、なかったことにして欲しくない、とか

忘れたい過去にしないでくれ、とか、そういうのは全てただのエゴでしかないわけで。

だけど、自分が今も胸張って好きだ、と言えるものを生み出した人たちがその事実を

否定したいと思っているんだとしたらそれを悲しいと思うのは当たり前で。


消えたのがあまりにも突然で

当然心の準備などできているはずもなく

己の心の中のそれが占めていた部分にぽっかりと穴が開き

それを埋める術を持たないまま5年が経ち。

穴が開いていることさえ忘れかけていた時に新しい音に出会った。


新しい音はあくまでも新しい音であり、ぽっかりと開いている穴にぴったりとはまるわけはなく

穴は穴のままでいたのだけれど。



「よかったよね。」



という一言の重みをずっしりと感じて、秋の空の下の笑顔と自由な声を思い出して。

漸く自分の中で決着がついた。

あの日、彼等は歩みを止めて。

『彼等』という存在は失われて。

だけど彼等が生んだ音は消えないし。私はそれを好きなままでいればいいだけ。

できれば彼等にとっても「悪くない思い出」にいつか変わって欲しいと願う。

今、笑ってることを心の底からよかったと思っているのは私も同じなんです。

心の穴には今も尚残っている彼等の音を埋め込んで。それだけでいい。

それよりも、今の笑顔を明日も明後日も見たい。



もう昔の話をするのはやめようと思った。

それよりも、今生み出してる音について聴きたいことがいっぱいあるんだ。

名古屋で会えたら聴いてみてもいいだろうか。

昔の話を向こうから振ってくださったりもするんだけど。

それは楽しくてちょっと切ない思い出話であればよい。感傷はもう持ち込まない。



2006/11/08

ライブ追加。

千葉LOOKは適度にぼろくて適度に汚くてかなり好きだ。ビールのお代わり300円だぜ!


っつーことで、Jackson vibeさんのライブ予定が追加になりました。



「bayfm MUSIC DAYz Vol.3」
日時:12月1日(金)18:00/18:30
会場:LIVE SPOT LOOK
チケット:¥2,000
��/ピンクリボン軍/plane/ANARCHY STONE/他


あんまり言いたかないが翌日が福岡ライブなのにまた微妙なの入れやがって、と。

3月のEASTの二の舞にだけはなるなよ、と思いながらチケットを取ろう。

そして自分的には6月のEASTの二の舞になりそうな予感が(←辿り着いたら出番を終えたロッカトレンチさんが物販にいた


無事にサイトの改装も終えました。Vibe其の六までのセットリストも格納してあります。

やっぱタグいじるの楽しい。管理を頑張りますw



日曜日のライブ以来、ずっとノーリグばかりを聴いてるんだけど、ものの見事に同年代なのですね。

だから余計にリアルに響くのかもしれない。同じ時間だけここで生きて戦ってるわけだから。

んで、その生々しさに触れて震えた後はロッカで幸せのおすそ分けをしてもらいたい。

明日は全力で定時で上がろうと思います。間に合わなかったら家で泣きながら晩酌です。

そもそも当日券はでるのかな…orz



2006/11/06

修羅場の合間に一息つけた。

2週連続の自宅作業が功を奏し、無事に脱稿。明日入稿。
追加原稿の締切が上手い具合に伸びてくれたので
今日明日はのんびり作業で早めに帰れそうです。
ど修羅場は来週。来週末を乗り越えれば年内はかなり楽なはず。
名古屋も行けるはず。

しばらくは「仕事持ち帰り」ということをしなくて済むようになったので
仕事の夢見てうなされるとかそんな切ない目に遇うことも当分ない、と。
「目が覚めた時にほっとする夢の方がいい」とけいすけは言ったけど
夢も見ないで深く眠りたいです(←不眠症
年末進行とイベントのコンボはほんとにきついな。
前の会社でも年賀広告やってたから周りは秋のイベントラッシュ終えて
暇してる中一人走り回ってた記憶があるが、ここでもか…orz

今回は自分的に満足できる原稿が書けました。
かなり制約が多い、と言うかぶっちゃけどうしようもない体制の中で
書かなきゃいけないもんで、なかなか思う通りにはいかないんだけど
今回は割と書きたいように書けたので満足。
先輩からの直しも殆ど入らなかったし!
自分の書いてるものに関しては評価を頂いているので自信は…
うん、持てるようになった。
この前出したやつも、新しく思い付いた企画ページの評判が高かったし。
自分の感覚と言うか、視点は間違ってないんだなあと思った。
読み手が喜んでくれりゃあ苦労したことなんて
キレイさっぱり忘れちまうもんだ。

本になる瞬間はいつだって嬉しいものでさ。
初めて原稿書いた9ヶ月前からそれは少しも薄れない。
好きなことやってご飯食べれてるんだからもうちょっと戦えるな。
けいすけが頑張れって言ってくれたんだしね!


2006/11/03

改装中。

超放置サイト「Too Hot Party!」だめ管理人のヒライナツメです。



連休なのに原稿のせいで一日中パソコンと向かい合っている為に

気分転換という名の現実逃避でサイトの改装に着手しました。

できる限り殺風景なサイトにします。んふ。


っつーか、スタジオよりもライブ…orz



明日はノーリグ。当日券で行くこと決めた。

命を捧げているようなあの潔い声が聴きたい。



2006/11/01

11月になったよ。

「発熱の女」も2日目を迎え、出社後の仕事、

そして3連休中の原稿(自宅作業)を思い胸と胃が痛い、そんな秋の夜です。


ちうことでトップのイラストを変えてみました。

熱があるのですがこの落書きは10分で作成、フォトショで色塗り、と正味1時間ちょっとしかかかっておりません。

Jackson vibeとかノーリグとか検索してきてしまった若いキッズと

ゴスペラズとかマボロシとかで検索してきてしまったおっさん好きの皆さんに解説をしようと思ったのですが

解説すると面白くなくなりそうなのでやめますw


フラカンファンの人が検索してここに来てくれて、画像見てちょっとプッってなってくれたら嬉しいや。



今日も一日家で死んでました。伴侶のベルセルクをここ二日間で全巻読破とかすげー時間の無駄遣い。そして楽しい。

たまには病欠もいいもんだ、な。

マボロシとフラカンの『一人勝手にAX2Days』で燃え尽きたに違いない。

名古屋まで1ヶ月。ロッカはオール平日で行けなそうだし、ライブは今月はJackson vibeまでお預けか?

4日に空中キャンプと怒髪天のフリーライブとノーリグ横浜があるんだがどうするべきか。


…ブラストーンの東京ラストライブも間に合うかな。さすがに凹みそうだ。



2006/10/31

明日から11月なので。

トップのイラスト変えなきゃなあ、とぼんやり考えております。


思えば「ラチッタ・デッラで会いましょう」編は結局会えずじまいで終わったわけで。

ケンシが物凄く自由だったのを見て、本当にLOOPは無くなったんだなあと今更実感したり。

できれば、「忘れたい過去」になっていないことを願ったり。

今でもLOOPの音楽は好きだから、もっちゃんにもケンシにも否定しないで欲しいと思ってしまう。

ファンとしてのわがままなんだけど、さ。



んで、トップのイラストとか。

色々考えてみた。



・ガラクタソウル ~緑のオーバーオールは『ガチャピン』~

・ガラクタソウル ~汗対策にシャンプーハット~

・ガラクタソウル ~コーヒー、クロワッサン、そしてインター~

・ガラクタソウル ~コトー先生に憧れて~

・ガラクタソウル ~ドカベン・キャプテン・侍ジャイアンツ~



…イラスト書きにくいな、おい。




あ、あと1ヶ月で名古屋って事に気づいて非常に浮かれ始めています。

何故か父親とその恋人と一緒に行くんだが(これ、なんてカオス?)

夜はフラカンワンマンなので一人別行動です。あの2人は仲良くデートすればいいさ。

ところで同じ日に名古屋で怒髪天とか鳥肌実とかもやってるのね。いいタイミングだ。身体が3つ欲しい。

名古屋で飲む酒は美味そうだ。眠れないZE!



2006/10/30

ガラクタソウル@10月

「どこからこのブログに飛んできてくれたんだろう」という疑問を解消するステキツール、アク解。

その恩恵に与りまして、今月当ブログに飛んできてくださった方の検索ワードなんぞを。



・『ガラクタソウル』  なんでこの言葉で検索するんだ。

・『フラカン』 ああ、最近エントリ多いもんね。

・『フラワーカンパニーズ』 うん。エントリ多いもんね。

・『鈴木圭介』 ピンポイント爆撃ですか。

・『鈴木圭介 詩集』 発売記念

・『レイドバックス』 むしろうちのリンクからメムバー様のブログに飛ぶべきだと。

・『tobaccojuice』 けもさん?

・『バイクユアーズ』 ご本尊のところにリンク貼ってますから!そっちへ!

・『フラワーカンパニーズ 圭介』 発売記念

・『サイン会 鈴木圭介』 ディスクユニオン御茶ノ水駅前店のフラカン担当佐藤さんが部長の知り合いだった件。

・『mpc 』 なじぇ?

・『 ピーズ』 ごめん、ライブレポはないんだ。ビーズならあるんだが。

・『須川基』 何が知りたいの?LOOP時代の尖ったナイフのような彼?

・『ソウル』 またこんな汚い魂のところに。

・『夢から醒めたのは誰』 何を探してたんだ。

・『代々木公園 路上パフォーマンス』 来週あたりきっとニアミス

・『CSS サイドバー 画像』 参考にならないセンスのなさ。

・『ヒライナツメ』 私、どこで何をやらかした?

・『トライセラ』 すまん、蓮沼行けなかったんだ。

・『ノーリグレットライフ』 すまん、Baconとのコンボだと言うのにフラカンが勝ったんだ。

・『せっちゃん』 今年は二回も無料で見たよ。



ノーリグとかで検索してくれた人とか本当に申し訳ないな。

好きだけどいつも仕事で間に合わないんだよ。観たいんだよ!生であの声を聴きたいんだよ!

横浜行きたいな。当日券で行っちゃおうかな。どうしようかな。3連休も自宅で原稿書きだけど行きたいな。

12月のワンマンはフラカン名古屋とまた被ってるし…orz

名古屋は家族旅行(またの名をカオスの饗宴)兼ねた遠征だし、チケット持ってるし、奥野さん聖誕祭だし。



2006/10/29

フラワーカンパニーズ@SHIBUYA-AX

フラワーカンパニーズという37歳のおっさんバンドはインディーズである。
ブッキングから金の管理までマネージメントは全て自分達で行い、CDの流通は
自分達が立ち上げたレーベルで行い、機材車を自分で運転して日本中でライブをしている。
本当の意味での『インディーズ』だ。
いうなれば、例えばブラストーンとか、それこそ日本中のライブハウスで頑張ってる子達と同じだ。
そのバンドが、キャパ1500のAXでワンマンをやれるところまで登りつめた。

例えば今売れているバンドと言うのは、曲がいいことが大前提で、それを売ろうとする人たちがいる。
事務所やレコード会社がそのバンドを売るために頑張る。タイアップ取ったりCM流しまくったり金も労力も使う。
その結果、沢山の人がその曲を耳にして売れるわけだ。
売れればライブの動員も増える。そうやってレミオロメンとか、ほら、ね。
こなぁぁぁぁぁぁぁlゆきぃぃぃぃぃ(←結構すき

んで、フラカンはどうかというと。
ほんとに、『自分達の音楽だけ』でAX埋められるようになった。

機材車を自分達で走らせて日本中でライブをして、
それを見た地方のハコやイベンターが彼等を応援するようになった。
そうやって日本中に音楽を響かせて、ちょっとずつちょっとずつ動員増やしてここまできた。
今、星の数ほどいるバンドで、フラカンと同じ方法で登りつめることができるバンドは殆どいないと思う。
そこまでのタフさと強さを持つバンドはそうそういない。
それこそがフラカンの強さだと思うし、今まで培ってきたものだ。

そんなバンドがAXでワンマン。
失敗するはずがない。
自分達の音楽だけでそこにたどり着いてるんだから。
その大きなハコに負けるはずがない。
圧倒的に強いライブバンドだと思う。年間100本は伊達じゃない。
どの対バンにだって負けることはない、ような気がした。今日のライブを観る限りでは。


「深夜高速」は、この曲でフラカン好きになった人が凄く多いだろうって思うし
本当に評価が高い名曲で、いわばキラーチューンなんだろうけど
あろうことかワンマンライブだというのに普通の流れの中で演って、まずそれにびっくりした。
だけど、、ライブ終わってふと思えば「全部良かった」
とにかく全てが圧倒的だった。フラカンは別に「深夜高速」のバンドじゃない。
例えばJackson vibeの「Walk down a blidge」みたいにこの曲はここ、って、そういうキメがない。必要がないから。
特別な曲など一つもなく、全ての曲が特別だ。
「むきだしの赤い俺」も「ヒコーキ雲」も、出してからのキャリアを思わせる厚さが音にあった。
「ヒコーキ雲」ってこんなにぶっとい音だったっけ?と首傾げるくらいよかった。
小西さんのドラムの音は爆音で、「破れ傘の数え唄」のバスドラなんてほんとに凶暴だと思う。
時々走るけれど、そのごんぶとのグルーブがたまらない。
前川さんのベースラインは絶えず動いていて、プレイも動きすぎ(笑)
「ここはギターの見せ場だから」とか一切無視。
だけど、竹安さんのギターはそんなベースに負けてないので問題なし。
「波打ち際のバラード」とか、呆然と立ち尽くしてしまった。「巧い」ってこういうことを言うんだと思う。
んで、その3人のぶっとい音を背負って、圧倒的な存在感で立ってる鈴木さん。
この人の声は凄い。
言葉も曲も凄まじいと思うけど、その声に震えた。
「はじまりのシーン」と「発熱の男」で泣きそうになった。
詞が生々しいからとか、それだけじゃなく、この人の声の持つ生命力っつか、なんていえばいいんだろう。
「生きている人」の声に触れて泣きそうになった。

フラカンはモラトリアムの世界から不満を叫んだりは絶対にしない。
生きて、傷ついて、苦しんで、のたうちまわって、戦ったり負けたり逃げたりして、
自分に嘘をついたり誰かを傷つけたり自分を嫌いになっても、それでも生きている人の音楽をやってる。
だから誰も彼等の音楽に縋ることはたぶんできない。
だけど、その音楽と言葉は心に響く。
生きてる人には響く。どんだけ醜くても、生きることをやめない限りは響き渡る。
だから生々しくて、沢山の人の心に何かを残す。共感でも疑問でもなんでも。

彼等が放つ音楽は、誰もが持ってる生命力そのもののような気がする。
魂ごと捧げて音楽やってるような、フラカンにはそんな感じがする。
だからライブは誰もが全力で楽しんでるし、
日常に戻った時にまた戦える。


2006/10/28

マボロシ@SHIBUYA-AX

うちの部長が日本ハムの優勝を25年待ってたことに比べたら私の1年2ヶ月なんてたいしたことないがw


まずセトリ。レポは異常に長いし暑苦しいと思うので、セトリだけ見てあとは他のページに行けばいいと思うよ。

・泥棒
・マボロシのほし
・廻シ蹴リ(ゲスト:HOME MADE家族のお2人)
・Ride on my wagon(新曲。タイトル違うかも)
・SLOW DOWN!

抜けてたらごめんちゃい。 以下、長くて暑苦しいレポです。


私がライブジャンキーになったのはマボロシのせいだ。
あの日もAXだった。
bonobosが緊張しながらもいい音楽を奏でて、salyuが本当に素晴らしくて
ハナレグミが最高のライブをしてくれて。
そして、マボロシが圧倒的な強さを持ってそこにいた。

坂間さんがラップ上手いのなんてライムス聴いてりゃわかってる。
タケさんがギター凄いのだってバタ犬好きならわかってる。
その2人を支えてるバックなんだ。凄いに決まってる。
そしてその日私はクンゴさんと大ちゃんのリズム隊にはまり、
大自然さんに惚れ、よしさんのキーボードにはまった。

RIJFから1年と2ヶ月。
マボロシはあの頃と変わらずに圧倒的な存在感でそこに立った。
嬉しかった。ほんとに嬉しかった。
ここ最近あまりマボロシを聴いてなかったけれど
大好きなのは変わってなかった。
身体があの音をちゃんと覚えてて、心も身体もその音を喜んでた。


予定通り1曲目「泥棒」のバスドラ一発目で鳥肌が立って眩暈がした。
さすがに泣きはしなかったけれど、あの時にどんだけ心が震えたかとか、
そういうことはどうやって書けば伝わるのかさえ今はわからない。


1曲目の「泥棒」タケさんのあのリフとバスドラ一発。
それだけで客席の空気はマボロシに掌握された。
レイドバックスよりもタケさんのギターは解放的で抜けがいいと思う。
その一方でクンゴさんのニュードラムは凶悪だった。
前のHOME MADE家族が生音でなくターンテーブルだったからってのも
多分あるけれど(まあHIPHOPだから当たり前だわな)
あのバスドラは凶悪だった。
腹にどかんとくる重さ。
レイドバックスはもちろん、去年のマボロシでも聴いたことないぞ。
細かく刻んでるのに一音ずつ粒立って聴こえる職人芸は相変わらずだし
バスドラ以外の音の厚みやあったかさはそんなに変わらない気がしたけど(いかんせん素人耳ですから!)
バスドラだけは明らかに違った。
2曲目の「マボロシのほし」で、リズムを刻むバスドラ。
厚くて重くて、まさにサウンドを支えてた。
そこに乗る大自然さんのMPCとタケさんのギターとよしさんのキーボード。
大ちゃんはクンゴさんと顔を見合わせて笑顔でビートを刻む。
2人の上に乗る音が綺麗に転がってほんとに気持ちいい。
そのサウンドに少しも負けない坂間さんのラップ。
「廻シ蹴リ」でHOME MADE家族の2人が出てきたけれど、やっぱり貫禄があった。
HOME MADE家族の2人のラップも楽しくてかっこよかったけど、やっぱおっさんパワーはすんげーわw

新曲はワンコーラスしかできていないとのことで、ワンコーラスしかやってくれなかった…orz
イントロから『ロック』だなあって思ったけど、個人的には凄くツボなサウンド。
ファンクとかJAZZとか、マボロシのバックグラウンドにあるちょっと黒い音楽よりも
疾走感溢れるロック色が前面に出てて意外だった。
だけどそれが死ぬほどかっこいいんだわ。
初めて聴いたからそんな感想しか出てこないんだけど、ギターと細かいドラミングに燃えた。
ベースラインとキーボードを聴ききれなくて悔しい。
来年まで待ち遠しすぎる!

ラストは「SLOW DOWN!」
やっぱこれでしょう。マボロシの原点。
ファンクでちょっとサイケデリックなロックに乗るラップ。
マボロシのアルバムを一通り聴き返してみて、この曲は「SBDの恥慰夫」と「ライムスのMUMMY-D」が
融合したものなんだなあと思った。
そこから化学反応が起きて生まれたのがアルバムの数々の曲たちなんだけど
この曲は本当に「2人」が立ってると思う。
他の曲は2人が融合して、その先に新しい世界を作った感じなんだ。
だから「SLOW DOWN!」はマボロシらしいし、マボロシらしくない。
久々に生で聴いて、今更ながらそう思った。


…とにもかくにも、マボロシは死ぬほどかっこいいということを、誰かに伝えたいだけのレポです。
全員がかっこいいんだよ。
大ちゃんだってMCで震えちゃったけど、あんなに黒くて渋いベースを
底抜けの明るさで弾けるんだ。凄いよ。大好きよ。
クンゴさんのドラムもちゃんと聴きました。バスドラの凄さは一発でわかりました。
手数の細かさもがっつり聴こえました。脱帽。マボロシはループが多いから
レイドバックスと違って遊びが少ない。だからこそ上手いのが際立つ。フィルインで震えたっつの!?
リズム隊ばんざーい(どんだけ好きなの)
大自然さんもかっちょよかった。楽しそうで嬉しい。私がいたところからはよく見えなくて悔しかったんだけど
上音の音色がキラキラしてて、アレンジ良かったなー。
よしさんもいつも通り客を煽りまくってあの演奏。キャリアゆえの余裕と熱さがたまらなかった。
タケさんのギターはレイドバックスより陽性だと思う。空に抜けてく感覚が本当に気持ちよかった。
新曲もすげーかっこいい!
そして、坂間さんのラップはやっぱり今の日本での最高峰だと思う。
幸せそうに笑う普通のおっさんぷりも愛しかった。
音楽が好きなただのおっさんがそこにいて、死ぬほどかっこよかった。
「マボロシのほし」、やっぱり泣きそうになった。
この曲と「いのちのねだん」のリリックは神だと思うよ。



大満足なライブでした。
他の出演者も本当に良くて(特にHOME MADE家族は大収穫!)
またレポは改めて書きます。今日はマボロシだけ!
明日はいよいよフラカンAXです。
笑って泣いて胸が痛んで、んで、蹴っ飛ばしてまた日常を戦うんだ。そういうライブだ。そういう音楽だ。
生きてないと聴けない音楽だ。
自分を嫌いでも、自分に嘘をついていても、生きていないと聴けないし響かないんだ。


2006/10/22

カウントダウンジャパンがあるよ。

大好きな義母に会いに行くのでカウントダウンジャパンには29日の1日しか参加できないんだが

salyu、ピーズ、民生、スカパラ、鶴

という5バンドがきたこれって感じになったので今年は行くかも。
ちなみに去年は風味堂のBYGに行ってました。


せっちゃん電気ノーリグKEN YOKOYAMA、LINKって30日も観たい。
大晦日のライムスターにKREVA、コレクターズに100Sも行きたい。
とどめにトモフと怒髪天とホフとトライセラが元旦って聴いて、気が狂いそうになりました。
スカパー入ってて良かったと心底思いました。


それにしても、鶴とsalyu以外観たいバンドが全部OVER30。
今年のロキノンはおっさんバンド豊作でぃすか。








2006/10/21

ヨシモト∞

公開生放送が当たったので行ってきました。
以下、箇条書きメモをミクシより転載、加筆修正。



・アー写はきっと沖縄。
・音楽を始めたきっかけは貧乏。
・ライブ年間100本に驚くオリラジ藤森。
・ライブに行きたくない朝の話で盛り上がるあっちゃんとけいすけ。
・ネガティブな話で盛り上がるんじゃない。
・けいすけは負けず嫌い
・けいすけボクシングのおもちゃにはまる。
・けいすけ楽しそうだよけいすけ
・けいすけ弱いよけいすけ
・前さんスタイルいいな
・前さんけいすけを見守る笑顔がまるでかあちゃんだよ。
・前さん野球巧い。かっこいい。
・前さんの嘘の仇名「B.C.」に全世界が納得。
・竹安、たけうちと呼ばれる。
・竹安コニタン問題に正解。
・竹安、けいすけの絵を見事正解。
・竹安はギターを持つとイキイキする。
・ミスコニ、コニタンと呼ばれる。
・コニタン、漢字が苦手。
・コニタン、野球がうまくないw
・コニタン、スティック回しで絶賛を受ける。
・コニタン、嬉しそう。
・ライブは「はぐれもの賛歌」「パンクはうまく踊れない」「深夜高速」
・なんかすんげーかっこよかった。


けいすけの一発ギャグとか観るの辛かったwけど、なんだかんだでフラカンはバラエティも大丈夫なんだな。
センスオブナンセンスやってたくらいだからいいのか。 MCもその辺の芸人より面白いしな。
下手にバラエティに出てフラカンの価値が下がったら それはあんまり本意じゃないと思ったんだけど
彼等はもうやってる音楽に対してちゃんと確信を持ってるから 何をやっても変わらないんだと思った。
前説がね、「ライブ盛り上がってあげてねー。」とか言って 手拍子を強要してたんだけど
��客にフラカンファンの比率はそう多くはなかった)
まあ、「はぐれもの賛歌」は客も探りつつ手拍子だったんだけど、最後の「深夜高速」は皆最後の音が消えるまで聴き入ってた。
たった3曲でさっきまでのお笑いの空気を全部ぶっとばした。

37歳だよ。キャリア17年だよ。
普通こんなお笑い番組になんか出ないよ。
そういうプライドを彼等は持ち合わせてない。彼等には不要なんだろうなと思った。
どこにいようと何をやろうと出す音が圧倒的だから。
そのむき出しの音は誰にも何も言わせないって 、ただそれを聴かせれば、見せればいいって。
そういう強さとタフさは今のフラカンだからこそ持ってるものなんだ。
RIJFのあの30分で私がドンハマリしたのも当たり前だなあと。


来週はいよいよAX。
迷ってる人はみんなくればいいよ。
日常を隣においても、日常を忘れても。
ライブ中は笑って泣けて忙しいし
また日常に戻っても多分、ちょっとタフに戦えると思う。


2006/10/16

代々木公園路上事情

最近お気に入りの散歩コースが代々木公園で、ひとりでうろついては路上パフォーマンスを見てるんだが


私の周りはいつだって地雷原なので


死ぬほどつまらないピン芸人に100円渡したこともある。



ヲタク男を囲ってるネットアイドル崩れなのもいればやたら巧いインストバンドまで。

どうしようもないピン芸人から(←根に持ってる

すんげー男臭いパフォーマンス集団まで(ジャンルは『一世風靡』としたい)

カオスで面白いんだ。



んで、自分的なお気に入りがジャンル名『一世風靡』(これでどんなんか大体伝わるはずだ)の

凄いカッコイイパフォーマンス集団の劇団GABEZ

地雷改めサブカルの魔窟改めステキ歌謡ファンクバンド(勝手にカテゴライズごみんなさい)伝承遊戯


二つとも立ち位置は違うが、客を喜ばせると言う1点においてのプロ意識が凄い。

そこに一切妥協がないのよ。だから目を引くんだわ。

んで、巧い。

特に伝承遊戯なんてヒキの強い自分が引いた地雷かと思ったくらいだけど(ごみんなさい)演奏がすんげー巧いんだ。

ドラム好き、ベースライン渋い、ギターソロかっけー!キーボードステキ、ボーカルカリスマ。

馬鹿バンドの演奏はガチという最高に失礼な私の自説を裏付けてくれました。

パフォーマンスは人を笑わせる、たのしませるそれなんだけど凄い『音楽』なのです。

CDが出たのでこのタイミングでだめブログでプッシュしてみますた。


GABEZはもうなんて紹介したらわからないんだけど(ジャンルが『一世風靡』としか言えねえ)

演者の熱を感じて目が離せなくなるんだな。

ダンスと芝居のパフォーマンスなんだけど、やっぱりしっかり作りこんできてる。

見るに耐えるクオリティのものをちゃんとあってるんだよ。偉そうに言うけどさ。

ストリートってほんとにイージーだから、ピンキリでどうしようもないのもいるんだよ。

だけどこの人たちは凄く練習してるのわかる。

特にリーダーは洋舞やってたなって一発でわかるくらい足腰しっかりしてた。



日曜の午後に代々木公園に散歩に行く機会があったら是非見てほしいな。どっちも絶対面白いから。



2006/10/13

Vibe其の六@渋谷La.mama

セットリストは下記の通り。


ロック幸せ(ユニコーンカバー)
SUPER Y

Welcome to the FUN
愛のうた
LIFE
スペーストラベル707
GOD OF MUSIC
未来少年
朝焼けの旅路
ーアンコールー
ワンダ
バスにとびのれ



ドラムの須川さん聖誕祭と言うことで、いつもより手数多目の破壊力抜群のセットリスト。

ユニコーンの「ロック幸せ」は須川さんボーカル、グローバードラムと言うスペサルな感じで。

そして以下、ミクシ日記の箇条書きレポ。



・スーツ!スーツ!スーツ!スーツ!
・……あの……グロさん、そのスパッツ。
・あーたハット含めて上半身はSKASKAの再来なのに。
・スパッツ具合がCOLTSっぽい(ボーダーなだけじゃねえか)
・スーガーワー!
・甚平は甚平でもクモの巣柄。
・完全に衣装に着られている感があります。
・と、いうか。ハロウィンですか。
・あーたの誕生日は9月ですが。
・あーそうだな!なんでもありだな!
・ロック幸せーーーーー!
・ユニコーンからくるなら絶対に大迷惑だと勝手に思ってたのに。
・服部でもいいのに。
・ああ、でもこれ西川さんが爆走しながら歌ってた。
・つまり選曲としては完璧、と。

・「元LOOP THE LOOP!須川基!」
・その言葉でぐっときた馬鹿がここにいらっしゃいます。
・いきなりSUPER Yでぃすか!
・風!Welcome to the FUN!
・今日は飛ばしてるなあ。
・妹の彼氏に凹むギター
・相変わらず伝説のリバウンド王。
・ついにカムアウト「でぶ」
・そんな貴方が大好きです(←カムアウト
・もっちゃんのトークが冴え渡らない。
・なんか凄くかわゆいぞ。かわゆすぎるぞ。
・新曲!LIFE!
・この曲ほんとにいいなあ。
・707!707!
・GOD of MUSIC!!
・まさかこれ聴けるとは!泣きそうになった。
・未来少年と朝焼けの旅路で〆。
・もっちゃんの笑顔いいなあ。
・7年前のことが思い出せないけど、もっちゃん笑ってたかなあ。
・はっぴばーすでーでぃあすがっちー。
・スガッチコールすごいなこれ。
・きたーーーーーーーーーーーーーーーーー!
・ワンダ!バスにとびのれ!
・今日のセットリストは凄いわ。
・手数多い曲ばっかり。
・ここ最近の定番の流れはないし、個人的に超満足。



ヒライナツメ7年分のおめでとうを告げて参りました(敬礼

ほんとに楽しくていいライブだった。La.mamaっつーハコもいいし、

あの場にいた客皆が須川さん好きでね。メンバーも須川さんのこと大好きでね(笑

あったかいライブだった。楽しいって、こういうことなんだなあと思ったよ。



ライブ予定表Ver.3.05

10月17日 ROCK'A'TRENCH@下北

10月24日 フラカン@高円寺

10月27日 マボロシ、RHYMESTER他@AX

10月28日 フラカン@AX

10月30日 alcolhythm@渋谷

11月9日  ROCK'A'TRENCH@下北

11月15日 ブラストーン@渋谷

11月27日 ROCK'A'TRENCH@下北

12月2日  フラカン@名古屋

12月14日 Jackson vibe@下北

12月17日 ゴスペラーズ@群馬



マボロシ復活。バタ犬復活祭はチケット取れなくてなんかもう鬱。こんなことなら5年前にFC入っておけばよかったよ。

11月2日にBasil@吉祥寺って書こうと思ったところで現場だって事に気づきました…orz

対バンにtobaccojuiceとかもうほんとに最高なのにな。

とりあえずは名古屋遠征のために仕事頑張ろうと思います。すげーお楽しみが…ね。あるから。



2006/10/11

カスタマイズ中。

ミクシ日記の転載も含めてまともにブログを稼動させることをいい加減決意。



その決意の表れがトップのらくがきかよ、と思ってもらってもかまわないorz




現在久々にCSS弄り中。楽しいけどアメブロのCSSはわかりづらいな。

使い勝手あまりよくないかもー?

とりあえずサイドバーのタイトル画像をちまちま作ります。

今日も寝不足ー。



2006/10/02

ROCK&#39&#59;A&#39&#59;TRENCH@吉祥寺SPC

レポを書きたいと思うのに、上手く思い出せない。
ベースがどうだったとか、あの時の山森さんの声の伸びがどうとか
メンバー紹介の時の畠山さんのトロンボーンソロがどうとか
一生懸命思い出そうとしているんだけど。思い出そうとしても
音楽のカタマリが私の胸をどきどきさせるだけで、上手く思い出せない。

音楽が、SPCを包む。
あの空間にいた誰もがロッカを大好きで、そして本当に笑顔だった。
世界中の幸せを全部あの小さなハコに詰め込んだんじゃないのって思った。

嬉しくて楽しくて、胸が痛くて泣けた。
ロッカの2人が放つ音楽は、「嬉しい」と「楽しい」から生まれていて、
そして人は「嬉しい」と「楽しい」が己のキャパを越えると涙が出るんだと知った。
どう消化していいかわからなかったんだ。幸せすぎて。
2人の生み出す音楽が好きで好きで仕方がなくて、生でそれを聴いて。
初めてのワンマンライブって、記念すべき瞬間に立ち会って
世界中の幸せを独り占めにしてるような2人の笑顔を見たら自分の持ってる辛いものが全部消えて
自分の心が幸せで満たされた。
あの瞬間に流れていた音の全てを愛しいと思った。

仕事が終わらなくて「NoRemedy」の途中で入場した。
客の皆が笑顔で、ステージが眩しくて、すぐにその空気の中に私も混ざれた。
予想以上にこのライブを自分が楽しみにしていたことにちょっと驚いた。
凄く正直なことを言えば7年ほど好きなドラマー@Jackson vibeのもっちゃんのお祝いに
京都に駆けつけたいって思ってた。
だけど、自分で思っている以上にロッカの音楽は私の中にすとんと納まっていて
私はそれをいつだって愛しいと思っていたのだ。
新曲の「Free」で身体が揺れる。「約束」で少しだけノスタルジアを感じる。
カバー曲の「ビューティフルネーム」。客席からわあって歓声が上がった。
ここにいる人みんなで音楽をやってるというか、音楽を共有してる。
そういう感覚がどんどん顕著になっていく。

「Spit」「NewWave」とSKASKAを彷彿とさせるアッパーなナンバーが続く。ホーンが冴え渡る。
「元SKASKA」なのに、その事実を忘れそうになるのは、過去がとても自然に過去になり、
少しも否定されずに今の音楽が生まれているから。
アッパーな曲を聴くとSKASKAを思い出すけれども、SKASKAとはやっぱり全然違う。
ロッカの音は少しも攻撃的じゃない。
ライブハウス中の人間とハイタッチできるような、そんな幸せな音が爆発するんだ。

「砂の風に乗って」。ここで鳥肌がたった。「嬉しい」と「楽しい」が溢れた。
楽しくて仕方ないはずなのに、少し痛くて泣きたくなる。
膨大な幸せを全部受け止めきれないんだと思った。
拳を突き上げて皆で歌っても、上手く昇華できない。エネルギーが己の中に留まって
少しずつ涙が溜まっていく。なんで泣きたいのかわからない。
皆笑顔で、私も笑顔で。楽しくて仕方ないのに。

最後の曲の前にMCがあった。
「ロッカの音は『嬉しい』と『楽しい』から生まれてる」
自分がその前の週に下北で渡した手紙だった。さすがにびっくりして死ぬかと思った。
(少しネタとしては古いが『WEBやぎの目』に投稿したくなったw)
音楽とは音を楽しむものなのだ。
すべからく、人を幸せにするものであるべきなのだ。
音楽は、モラトリアムの世界で反骨精神を叫ぶツールでも、かっこつけてアンチぶる為の武器でもないのだ。
ロッカは音楽を歪ませない。
音楽をやるためにどれだけ戦っていても、血まみれになっても
音楽が愛しくて幸せなものであると言う事実を少しも曲げない。
その、しなやかさというか強さがロッカの音がどこまでもあたたかい理由であると私は思ってる。
彼等がステージの上で幸せを爆発させているのは、本当に笑顔でいてくれるのは。
私達の知らないところで戦ってるからだ。
少しも逃げずに、諦めずに。きっとほんとに頑固なんだと思うよ。
だからこそ、音楽はどこまでも音楽で、私達を幸せにしてくれるんだ。

「Secret Of The Night」、涙が止まらなかった。ボロボロだった。
嬉しいって、ほんとに嬉しいって、そんな思いだけで泣けた。
アンコール。「風が笑って」は、本当にパーソナルな曲とのことで。
音楽が好きな人にとって、音楽が思いを伝えるツールになるということがとても自然なものであると知った。
(だからこそ、音楽は歪みやすいものであるとも気づいた)
オーラス「ランナーズ・ハイ」
私は苦しい時にこの曲を聴いて、無理矢理一歩踏み出している。
穏やかな日常の中にだって、戦いはある。能天気な私だって、しんどいと思うことはある。
だけど、ちゃんと戦って生きていないと。
音楽を聴いて幸せになれることも、サッカーを見て熱狂することも、旅行へ行ってのんびりすることも。
きっと何もできなくなってしまうから。
幸せを幸せだと感じる為にはちゃんと戦って、生きてなきゃいけないんだ。
ロッカの音楽が、私にそれを教えてくれた。
私はとりあえず戦って、なんとかちゃんと生きてるから。
だからこのライブを本当に楽しくて幸せなものだと思えた。
世界中で一番幸せな空間だったよ、9月29日の吉祥寺SPCは。


2006/09/22

リハビリ中。

フラワーカンパニーズ
Singles&More~Antinos Years

書くことが仕事になってしまったからかどうなのかわからないが
ちょっとブログをさぼり過ぎているので、自分にルールを課してできるだけエントリを増やしてみようと思う。

・ネタがない時は1曲レビュー。
・ネタがない時は昔に行ったライブの回顧。
・ライブレポはできるだけ3日以内に。

そんな感じで。
っつーことで、ネタに困った本日はフラワーカンパニーズのデビュー曲「孤高の英雄」を。

フラカンがデビューしたのは1996年2月。
丁度高校受験まっさかりだった冬。
受験勉強の合間に聞くラジオと、TVKの音楽番組を見るのが唯一の楽しみだった頃。
TVKで度々流れたビデオクリップ。暑苦しい歌声。
ボクシングのトレーナー役の緑のジャージ着たピテカントロプス(笑
当時好きなミュージシャンが小沢健二、B'z、ライムスターだった私にとって
およそかっこいいとは言えない暑苦しい地べた系ロックは
ストライクゾーンからは大きく外れていた。
声もなんだかかん高くて、何となくジュンスカっぽい。宮田風味。
別にジュンスカも良く知らないけど、そんな風に思ってた。

ボーカルのけいすけ(当時はひらがな表記でした。現在は圭介)が「頑張れ-圭介-」と唄うその様は

文字どおり泥臭く、自分の知っている「かっこよさ」とは大きく掛け離れていた。
だけど、26才になった今(デビュー当時のメンバーとほぼ同じ年だ)
この暑苦しい歌を聴いても全然古臭いと思わない。かっこいいとさえ思う。
新鮮なメロディーでも、斬新なコード進行でもない。
ハープだって今の圭介を思うと拙い(今は本当に巧いのよ。皆一度聴くといいよ)
だけど、だからこそ10年経っても古くならないんだろうな。
今、すごくライブで聴いてみたい曲。
絶対音が分厚くなってレベルがすんげーアップしてると思う。
デビュー曲って、「今」のバンドの力量を測るのに最適な曲だと思う。
それはJackson vibeのライブでも凄く感じることなんだけど。



フラカンって、最初に聴いた時は全然はまらなかった。
だけど耳に残って「フラワーカンパニーズ」という名前は忘れなかった。
高校に入学してから小沢健二やroughlaughと言ったオシャレ系ポップが大好きな一方で
フラカン、スキップカウズ、プロペラ、コブラツイスターズと言った
泥臭い系に傾倒していったのは、この曲が多分はじまり(決定打はスキカウの「背筋」)
かっこいいだけのギターポップやモラトリアムを叫ぶロックに走れなかったのは
地べたに這いつくばってる生々しい歌に心臓を射ぬかれたから。

私にとってのリアルは、普通に生活してて、いっぱい失敗して小さなことで悩んで

だけど音楽が好きな人がやってる音楽だった。

そしてそのまま私は大人になって、社会人になって、「頑張れ-圭介-」って口ずさみながら会社に行っている。

10年前と変わらずに、彼等を生々しいって思ってる。






2006/06/13

もしもタイムマシンとデスノートがあったら

4年前に戻って川渕の名前をデスノートに書くんだがな……orz




運だけでここまで来たジーコのメッキも剥げ、小野を投入以後、最高に糞な采配をして

その結果ラスト10分で3失点。へなぎ下げて小野入れて中田上げるなら

小野じゃなくて遠藤入れて中田上げた方が良かった、というか

へなぎ下げるなら大黒でよかった。っつか、4バックに変えて欲しかった。

私でさえこれだけ思いつくのにジーコは…ジーコは…あああああああああああああああああ



選手も後半はどうしようもなかったけど、とにかくほんとに4年間の集大成がこれなんだよな。

川渕はジーコを4年間使い続けたことによって、下も育ってないから

結局8年間無駄にしたってことなんだよな…。


あと2試合、全力で応援します。

ジーコじゃなくて、選手を。

そしてできれば川渕には未来永劫サッカーには関わって欲しくない。





さて、Jリーグしか知らなかった15歳の私に「ワールドサッカー」を教えてくれた

アルゼンチンを応援しようかな。



2006/06/06

胸を張って無茶をやる

結果的には色んなものを中途半端に放り出して前の会社を辞めたわけで。

結局は全て言い訳でしかないわけで。

だからこそ今、自分がここにいることを絶対に後悔したくないと思った。


言い訳をすればどんどん自分に甘くなる。

ここは自分が本来いるべき場所じゃない、なんていくらだって言える。

「夢」さえ自分が楽になる為の逃げ道になる。

そんなもんだ。



意外と地雷な会社だった。もしかしたら前の会社の方がまともかもしれない。

本当に好きなことは趣味どまりの方が幸せだ。きれいごとだけでやっていけるから。

もっと楽な仕事がいい、人間関係だってもうちょっと良くならないか。

胃が痛い、頭が痛い、肩こった(笑)



愚痴?いくらでも出てくるよ。現実を生きてんだから。

だけど私はここで胸張って夢叶えてますって言いたいよ(ただし中途半端に)


私が書いた文章を、私が作った冊子を500人くらいの人が読んでる。感想もたまに貰える。

作って2冊目にして「面白い」という言葉を貰った。私が書いたものに対して、だ。

これで漸く「これでお金貰ってます」と言えるようになったと思った。

文章書く事が仕事(の一部)になった、とやっと思えた。

締め切りは結構しんどい。特に5月までは怒涛の原稿ラッシュだったので死ぬかと思った。

好きなこと仕事にしたら苦しいよって誰かが言ってて、その通りだと思った。

思ってもないこと書いてるような気もした。ほんとに自分の言葉かなってちょっと不安にもなった。

だけど、嫌だとは一ミリも思わなかったんだよね。

楽しい、楽しいって。しんどいけど楽しいってそればっかり思ってて。

あー夢叶えた私ってすげえ!(人のおかげだけど)って。今、これ頑張ってるよって、楽しいよって。

前の仕事関係の人に堂々と会えるようになった。ここまで4ヶ月もかかっちゃったけど。


私は愚痴と言い訳にまみれた不毛な人生は歩かないって決めた。

それは、夢を叶えたあとも自分に言い訳せずに戦い続けて、笑ってる人を沢山見てるからだ。

その人たちのことをこのブログで書くに恥じない人間になりたいと思う。これは仕事じゃないけどね(笑

頑張れば意外と報われる、この世界。

努力と根性と縁、ちょっと要領と運は必要かもしれないけど、でも。

救いのない世界なんかじゃない。



2006/06/04

クエン酸の効果について熱く語る

ちょっと前の持ち物についてのエントリが予想外に好評だったので
調子に乗ってクエン酸について語ってみることにする。


クエン酸というのは例えばレモンとかに含まれてるアレのことで乳酸を分解する働きがあるのね。
んで、疲れたときに酸っぱいものがいいってのはクエン酸が含まれてるからなわけで
フェスの間にクエン酸を摂取していれば乳酸を分解してくれるので疲労度も違うし筋肉痛にもならない。
だから去年持って行って一番重宝したのは実はこれだ、と自分では思っている。

クエン酸っつーのは一度摂取すると2時間程度は乳酸を分解し続けてくれるので
いっぺんに摂るよりも、少しずつ摂り続けた方がよいらしい。
私は去年500ミリリットルの水(スポーツドリンクでも可)に溶かすタイプを購入して
午後に一本、帰りのバスの中で一本飲んだが翌日に疲れは対して残らなかった。
っつか、12時近くに帰っても翌日から怒涛の残業祭りに耐えられた。
かなり歩いて飛び跳ねたのに筋肉痛もなし。驚きの効果に去年はガテン系の現場でも重宝した。
値段から何から様々なものがあるが、基本的にはただ酸っぱいだけなので
好き嫌いなく誰でも飲めるもんではないかと思う。酸っぱいのが苦手な人はポカリに溶かせばいいし。

結局私はクエン酸と休足時間の足ツボ用で物凄く快適にフェスを乗り切った。
足ツボ用は会場について基地(みなと屋裏の木陰にシート引いた)を作ったあとにすぐに貼った。
疲れる前に貼っておくと疲れないのだ。
ちなみに撤収する時に靴下も取り替えたんだけど、そのときに普通の休足時間を足の裏と
ふくらはぎに貼って、バスの中に若干爽やかな香りを振りまいた気がする。
帰宅後シャワーを浴びて貼り替えて就寝。
ここはけちらずにがっつり使いたいところ。特に次の日休めないならなおさらね。


メーカーの手先ではないがクエン酸は絶対にあった方がいいものとしてチェックすることをお薦めしまふ。


2006/06/01

いつも心にDIY

それは去年のRIJFから始まった。
オフィのアーティストグッズ一覧表に載っていた「マボロシTシャツ」の文字。
絶対買う、何が何でも買う、と決めていたのにその数日後、その文字がWEBから消えた。
あまりの悲しみに自分で作るべ、とDIYの精神に目覚めたものの
当時いっぺんに社員が3人辞めたシワ寄せがきていた癖になにがなんでも楽園ベイベだと言って
モルジブに1週間逃亡したりして、アホみたいに忙しい日々を過ごしていたので
DIYどころじゃなく、結局普通にTシャツ買ってうきうき参加したわけだが。

今年こそTシャツ作るべ。

そんな復讐計画を相方と企てて、会議。
「エゾに行くならテント立てるから旗も作らないとね。」
相方はとても優しい人なので、私の馬鹿に拍車をかけてくれる。
ツナギってポケット多くて便利そうだな、と言う一言によりツナギまで購入決定。
「背中に文字入れて、足にもなんかスプレーで絵を描こうか。」
計画は膨らみ、デザイン画を持ってきた相方にプラスアルファの『アホな』アイディアを提供。
結果、今年作るもの。


・Tシャツ(某愛する方々にプレゼント用)  4種類(オチ有り)
・Tシャツ(フェスで着る用)  2種類(マボロシ仕様&Jackson vibe仕様)
・ポロシャツ(フェスで着る用)
・ツナギ
・旗(エゾに行く場合のみ)


完成は6月末の予定なので、持ち物とかそういう役立つネタと合わせて
ネタに走るライブジャンキーのDIYの顛末もここに書いていこうかな。
現時点でデザインが既に出来上がっております。


2006/05/17

まずは復習から。

今日は現場だったので22時半帰宅。最近超気になっていた役者さんを見ることができて至福。
阿部寛並にはまりそうな予感。出演作漁りまくろう。


帰宅後、M-ON!で放送された去年のRIJFのライブ映像を久々に観た。


ステージにベースを持ってくるのを忘れてたベーシストがいたなあ、とか
残念感満載のあの人とかあの人とか、
炎天下の中村一義はなかなか沁みたなあとか
風味堂は超みなぎったなあ、とか
リップの「黄昏サラウンド」は反則だよなあ、とか
ジンさんは漢だなあ、とか
サザンの「みんなのうた」は泣けたなあ、とか
もっちゃんのドラムが最高だったなあ、とか。


もし今年RIJFに行ったらみなとやに入り浸りそうで怖い。DJブースにも行かなくちゃ。
去年の今頃は相方さんと出会ってRIJFに向けてわくわくし始めてた。
今年の夏はどんなドラマが待ってるかなー。


2006/05/16

北か南か東か西へ

そうだ、エゾに行こう。

そう思い立ったのは春はまだかと呟く真冬だったのだが、ここにきて


仕事がエゾと被る方向できたこれ。




思えばRIJFに被りそうだったからエゾにシフトを変えたんじゃなかっただろうか。
それがずれにずれてよりにもよってエゾに直撃。これ、なんの呪いですか。
RIJFはチケット先行で完売だし、一般はきっと瞬殺。
普通の人はここで「今年は夏フェス諦めだな。」ってなるんだろうけど
(サマソニ、フジロック、ウドーストックは邦楽派の為当初より予定に無し)
私の口から出てきた言葉は


「エゾがダメなら沖縄かなあ。」




思えば去年も一昨年も某ブサイクマッチョ率いるボーカルグループのライブで沖縄まで飛んでた。
元々沖縄大好きだもんね。フェスは1日だけだし旅行気分だよね!
恐る恐る相方にメールしたら、相方、馬鹿ウケ。
エゾに行けないかもしれないということを怒るわけでもなく
「じゃあ、どこのフェスにしましょうかねえ。どこでも楽しそうですねえ。」と優しい言葉をかけてくれる相方。
沖縄に行ったらシークワサーサワー、北海道ならジンギスカンを奢るよ!


まあ、去年のフェスでお互いに味をしめたのが「おいしいごはんとハッピーな空気と音楽」だったので
メンツ云々は二の次であの空間を楽しめればいいのだと。
っつーことで、私がこれから取り掛かるのは、各フェスの予算書。
チケット代、交通費、宿代を各フェスごとに出します。
沖縄、エゾ、RIJF、MONSTER baSH 2006 、HIGHER GROUND 2006 …
大分で開催されるジャマイカ村も気になる。名前だけで漲る。
キャンセル料は21日前まではかからないから見切り発車で沖縄とかは予約してもいいかなー。
フェス会議までに予算案を出します。出したやつはブログに公開します。
ちなみに今後のスケジュールは

・参加フェス決定
・宿、チケット手配
・しおり作成
・有給強奪
・同居人に賄賂
・ツナギ購入
・Tシャツ、ワッペン作成
・フェスグッズ購入
・出発

ちなみに去年作ったしおりは8ページくらいあった気がする。表紙はマボロシの邪悪なうさぎ。
Tシャツはシルクスクリーンの予定だけどどんなデザインにしようかな。
準備って超楽しいよね!


2006/05/15

ここ最近のLife

そういやほんとにブログを放置しててダメ人間まっしぐら。

仕事で本当に文章を書くことになったので、それが楽しくて苦しくて幸せで

中途半端だけど夢掴んでます、見ててください、おかーちゃん。ってな感じでね。

ライブレポも書きっぱなし。書きかけで放置プレイ。

反省するならサルでもできるってことでリハビリ気分で久々のエントリ。



ライブだけは沢山行ってて、色んな音楽と出会ってるよ。



5月4日MUSIC DAY。

「ユレマクリ」で出会ったブラストーンという愛すべき馬鹿バンド。

音楽が好きで、音楽が楽しくて、それをオーディエンスに伝えるということに一貫しているバンド。

皆さんとても優しくて、色々お話していただきました。

酔っぱらって「チョッパーかっこいいっす!」と嫌な絡み方をしてごめんなさい。こんなファン、私も嫌だ。



5月5日焼津 MUCHAS GRACIAS LIVE-DES'06

鈍行に揺られて3時間。ジュース飲んで自作のおべんと食べながらのプチ旅行。

ふたを開けてみれば笑っちゃうくらい閑散としたイベントで。

それでもこんなハッピーな空間はないってくらい楽しかった。

Jackson vibe、ROCK'A'TRENCH、スクービードゥ、GELUGUGU、What's Love?、KOOLOGIって

超みなぎるメンツが、人の少なさにも全くテンション下がらずに最高のアクトをしてくれた。

ROCK'A'TRENCHは2回目。なんでこんなに楽しそうに、幸せそうに音楽やってくれるんだろう。

それが嬉しくて、楽しくて。やってる音楽もほんとにすてきだから。

めいっぱい踊って、スクービーでコヤマ兄貴についていきたいと思ったりして。

Jackson vibeもほんとにみんな楽しそうにライブしてくれて。

やっぱりドラムにドキドキして、ベースの音が気持ちよくて、来て良かったって心から思った。

物販に畠山さんがいて、一緒に遊んでくれた皆はロッカを何度も見てるから顔見知りで

なぜかWhat's Loveの中の人が絡んできて、人妻に超反応。

そのどさくさで畠山さんと少しお話させていただいて。

もうずーっとにこにこしてて、嬉しくて話してたらいきなり「なに泣きそうになってるのー」って言われて

うわ、涙溜まってるって気づいて。気づいたらじんわり溢れてきて、なんだこれ。

「泣くなよー」って頭撫でられ動揺。What's Loveの中の人は「額に肉と書かせろ!」と大暴れ。何このカオス。

涙目は砂埃が原因だと思うんだけど、そうだなあ。

音楽楽しいって、幸せそうな人見てたらきっと嬉しくなったんだよ。そんなもんだよ。

ナツコって言われるわ相変わらずラーメン屋の人になってるわ

美輪明宏みたいな人だと思ってたって言われるわ(BBSの書き込みからどんな想像力)

太るよ発言の三十路は小さいね発言の三十路に向けて「セクハラ最低」とののしるわ

(棚に上げすぎだろう、それはどうみても)

暗闇の中のサイン会(無理矢理すぎ)で非常に微妙な思いを味わいました。でも好き。

そんな開口一番に小さいねと言ったもっちゃんに手紙ありがとうと言われて嬉しすぎて

帰りの新幹線で鼻血出したなんてこんなところで初めてカミングアウト。

ちなみに隣の席のちょっとかっこかわいい男の子に心配されました。砂と血にまみれた25歳。嫌過ぎる。




5月13日コーガニズムオーケストラ主催イベント

ブラストーン間に合わないどころかLONG SHOT PARTYの後半から入場。

入場の際にブラストーンのメムバーに悉く出会い、肩を叩かれる始末。

コーガニズムオーケストラはまじで掘り出し物だった。いい出会いをした。

かっこいいかっこいい。すげーカッコイイミクスチャーロック。

すごいわ。なんかもう強い。ライブの構成も抜群。そしてやっぱりドラムとベースがステキ。



次のライブは今週土曜日。TRUE-ROCK当たったので行って来ます。

せっちゃん、田島さん、タイジ兄さん、風味堂&ママレイドラグ。

なんてみなぎるメンツ!

そして25歳最後のライブはJackson vibe。対バンはANAとシュノーケルでメガネ率100%だ。メガネ祭。



2006/04/19

明日というか、もう今日だ。

Jackson vibeプレゼンツ『Vibe其の五』

無事に早退届も受理されたので参加します。


忙しくて目が回って胃が痛くて整骨院行ったら限界超えてるとか言われて

なんかふらふらなんだけど、それでも元気。

校了したら次入稿みたいな無茶なスケジュールの中で大阪出張も行ってきます。


音楽は忘れずに。

Jackson vibeにエネルギーもらってます。明日は下北で充電します。

明日会える人よろしくね。声かけてね。



あのさ、「未来少年」のPVに裸族っつーか、全裸の人がいるんだけど

ダイエットはこのためだったのかしら。「脱いだら凄いんです」みたいな。

私も頑張ろう。エゾのために。



2006/03/13

あくしゅ。

3月3日のひなまつりの日は、「Jackson vibeメイン、シュノーケル時々ANA、ところによりBBB」
ってな感じのライブイベントで暴れたあとにBreakthroughというイベントに行ったのです。
レイドバックス観に行ったわけです。眠いけど。

んで、会いたかった人みんなと挨拶できて、みんな手を差し出して握手してくれて。

会いたかった人の内訳は、レイドバックスのメムバー、トリカブトの大自然さん、
ミクシでメールしてずっと会いたかったお姉さん、それからライムスタの漢DJ。

みんな手があったかくて、じんとした。
んで、みんな優しくて観に来てくれてありがとうねーとか言ってくれて、
伴侶連れてきたって言ったらちょっと受けたり喜んでくれたりして。
それはそれはとても嬉しかったのだけど。

みんなが握手してくれて、そのときに

「ああ、この手が私の好きな音を生んでるんだなー。」

ってしみじみ思ったらちょっとぐっときた。
私の好きな音を生み出す手に触れられる奇跡ってすげーな。
同じ時代を生きていられて良かったと大げさじゃなくそう思う。
ジンさんはへべれけだったけどね。



そして、私があくしゅしたいと思う手の持ち主、音の源の命日はあさって。
少し生まれるのが遅くて、気がつくのが遅くて。
死ぬのが早すぎたんだ。
今年こそは夢の中であくしゅ、できるかな。
彼の音を今も大事に抱きしめてこの世界に新しい音を生み出した人にも、今年は会いたいな。


2006/03/08

彼はカリスマ

ハイスタ全盛期の頃、例に漏れず私もいわゆる「コア系」を聴いていた。

勿論ハイスタだって聴いてたし、スネイルのが好きだったとはいえ、ハイスタも好きだった。

だけどライブに行くほどはのめりこまずに、いつの間にかハイスタは伝説になってしまっていた。


それから何年かたって大人になった私が、KEN YOKOYAMAのステージを観る事になった。


彼の右腕に刻まれた、彼の息子の名前が。

今の私が彼の音楽に出会えた嬉しさの全てだと思った。

時間は、ちゃんと流れている。

私の世界は淀みなく回っている。

彼の放つパンクロックは決してモラトリアムやルサンチマンの代弁ではなく、

お子様の稚拙な反骨精神を煽るツールではなく、

この世界に絶望してる人が縋る祈りでもない。

私はこの世界に失望なんかしてないし、子どもじゃないから。

彼の歌に縋らない。彼の歌に歪んだ意義や意味を持たせない。

ただ、ただ。

彼の音楽を気持ちいいと思った。彼のライブを楽しいと思った。いいライブだと、そう思った。それだけを。


この世界をちゃんと生きてる人が放つ音が、この世界に失望してない私を楽しませてくれる。

彼が魂を削って生み出している音楽は救いなんて重さは持たない。

ただ、この世界に響いて、この世界を生きてる人が少しだけ幸せになれる。

そして彼は音楽をやれていることに幸せを見出している(と、思う。


彼は一個の社会人で、人の夫で、レーベルの主宰で、人の親だ。

世界と真っ直ぐに向き合ってる人の音楽を、

世界を拒絶してる人間が崇め奉るのは気に入らない。

HIPHOPもパンクも。リスナーの(あるいは演者の)そういう姿勢が気に入らないんだけど、

いまだ伝説でカリスマな彼がそういう痛い人の真逆を行っているのは、そして

真逆を行きながらもトップを走っているのはとても痛快だと思う。

圧倒的な存在感。見事としか言いようのないステージングの源は、

彼がこの世界を真っ直ぐ生きていることに他ならないのだろう。



2006/03/04

卑屈になる、なる。

できないことが多すぎて、なにをやっても自信が持てずに不安でびくびくおどおど。

これじゃいかんと気合入れてやった仕事は空回りの上に

取り返しのつかないミスをしてしまい、これからお詫びの電話をいれることに。

まだ入社して1ヶ月半だからがんばればいいよ、伸びる余地はきっとあるよなんて

ポジティブシンキングをしてみても

もう1ヵ月半もたったのに私は何でこんなにどんくさいんだろうって

結局自分で自分が情けなくて凹むばかり。


お詫びの電話を入れるのも怖いし

明日仕事で現場に行くのも怖いし

あさって会社に行くのも怖い。



ばかでごめんなさいと心底思う。

どうやったらとりかえせるかなんて全くわからないけど、

ちゃんとケツまくって自分で自分のケツ拭けるようになりてーな。

前の会社でできてたことができないっつのは、あれか?退化してるってことか?



2006/02/16

星の数ほどのさよならの中で

一番最後の夜にあなたを想い このうたをうたおう



なんでこんなに風味堂はストレートなのか。

照れくさいどころかいっそ清清しい。

彼等の曲は、例えば10年後も色あせずに時々街に流れたり、

部屋で聴く誰かの心にじんわりと沁みるんだろう。

スタンダードって、凄くいい言葉だと思う。風味堂を聴いてると特にそう思う。


いつかどこかで最後の夜を迎えるなら

伴侶のことを考えながらいちばんすきな歌をうたって終わりを待ちたい。

少し照れくさいけどそんなことを考えたりする。



2006/02/12

POMERANIANS@ラ・チッタ・デッラ

POMERANIANSのライブを観るといつもドキドキする。

それは『ライブ』と言う、ある意味『非日常』な空間にいるゆえの高揚感ではないドキドキだ。

彼等のライブを観ている私は、踊り狂ったりましてや「うをををををを!」なんて拳を突き上げたりはしない。

とてもニュートラルで、自分が自分のまま、ありのままに彼等の音楽の渦の中にいる。

そして、その『私』は彼等のライブを観ていつもドキドキするのだ。


野外でのフリーライブ。13:30と15:00の2回まわしで、私は15:00の回を観た。


アコースティックなライブということで、Vo.のザッキーはキーボードじゃなくアコギを弾いて歌う。

一曲目にいきなり『ハナレバナレ』。

物凄く気持ちいいグルーヴにコーラスワーク。彼等は元々巧いのだ。

様子を伺うように1曲目を聴いた。いつもと違う音でも、いつもと同じように胸がぎゅっとなる。

どこでどんな風にやってもポメはポメなんだなって、たった1曲でわかった。

彼等はとても自然体で音楽を鳴らす。

『さよならBABY』、『ロックンロールスター』もそう。聴きながら思わず目を閉じて揺れてしまう。

今回愛情空回りの最前列ゲットなんだから目に焼き付けなきゃもったいないけど

なんか音の世界に閉じこもりたくなって、うっかり目を閉じちゃったり。

それほど彼等の出す音は気持ちいいのだ。私は彼等の最新作のアルバムを絶賛したが

本当のよさはライブを観ないと絶対にわからないと思った。

POMERANIANSはそういうバンドだ。CDだけじゃ絶対に足りない。

彼等がリアルタイムで生み出す音というものの素晴らしさを是非とも知って欲しいと思う。


『今回のアルバムの中でもとても重要な曲です。僕等の今の想いが詰まってます。』

勿論どの曲も大事だけれど、と付け加えてからザッキーが唄いだしたのは『カワタレボシ』。

『ハナレバナレ』の次、2曲目に唄ったこの曲が自分の中でピークだった。

自分的にキラーチューンなのだ、この曲。

1番のBメロでもうこらえきれなくなって涙が出た。んで、自分が何で彼等のライブでドキドキする理由も

ちゃんと言葉で説明できるくらいはっきりと理解した。


私はライブの時、POMERANIANSの音楽を私情挟みまくりで聴いている。

私情を挟みまくりで音楽を聴いて、勝手に胸を痛めて。『カワタレボシ』で泣く。

多分それは音楽の正しい聴き方のひとつだ。

『ハナレバナレ』を聴きながら好きな人を思い、『踊っていたいよ』でカラダを揺らし

『夜明けまで』で優しい気持ちであったかくなる。

彼等の音を聴きながら、色んなことを思う。それは決してステージに集中してないわけじゃなく

彼等の音が、言葉が耳から心へ沁みこむのと同じように、脳にも響くから。

ポメの音で私は私の世界に想いを馳せる。

だからドキドキするのだ。『止まらずに回り続ける私の世界』に『POMERANIANSの音楽』が流れるから。

だから私はとてもニュートラルな状態で、すとんと彼等の歌を受け入れることができる。

そんなバンドに出会えた幸せっつーのは、ほんとに凄いんだ、絶対。


『カワタレボシ』は私がPOMERANIANSにはまったきっかけであり、思えばこの1年、

自分にとってのターニングポイントみたいなときにばかり彼等のライブに行って、それでこの曲を聴いて

胸がぎゅってなってその度に泣いていた。

転職を考え始めた夏、退職を決めた秋の終わり、そして漸く自分の力で世界を少しだけ動かした今。

今日も『カワタレボシ』は私の世界に響いて私を泣かせた。



『カワタレボシ』、『さよならBABY』、『ロックンロールスター』ときて

5曲目は『いつか越えて』。この曲を歌う前にもザッキーは

「今回のアルバムの中で、とても大事にしてる曲です」というようなことを言っていた。

『レインボークライマー』は、私がこの間このブログに書いたとおり

凶暴なまでに純粋な気持ちを詰め込んだ、今の彼等の全てなんだろう。

演奏も歌も酷く丁寧で。野外なのにちっとも暴れてはみでて、って感じがしなかった。

自分達が生み出すものを丁寧に守って、丁寧に放って。

瞬きするのを忘れるくらい、聴き入った。聴き惚れた。息を飲むってこういうことかと。

ラストは『影踏みサンセット』。2番、ミツヨシくんとザッキーの掛け合いに鳥肌が立つ。

ドラムのユーキさんもベースのカズくんもそうなんだけど、ザッキーの声というのは

ポメの誰のコーラスと絡んでも気持ちいい。

特徴のある少し高い声。高音の伸びや柔らかいファルセットは時々神がかってるとさえ思う。

低音を綺麗に響かせるボーカリストがここ最近の好みだったんだけど

ザッキーの歌を聴いているとやっぱり高音の伸びとある意味飛び道具のファルセット。

凄くいい武器と言うか、ギフトだよなあと思う。

爆笑MCにゆるゆるのぐだぐだの空気も交えつつ、6曲きっちり演奏しきってライブは終了した。

凄く満足した。13:30からの第1回のほうも観れば良かったと後悔もしたけれど。



いいライブをありがとうございました。

8月に彼等のライブを初めて観たときに物販でベースのカズくんに言った言葉と同じ言葉を

今日は全員に告げることができた。

私の『ありがとう』はどう伝わったかはわからないけれど、だけどせめてこのエントリを読んでる人には

彼等の音楽の素晴らしさが伝わるといいと心底思う。願う。



2006/02/11

レイドバックス@吉祥寺SPC

マボロシ, マボロシ featuring KREVA
ワルダクミ


っつーことで、遅くなりましたがレポを。


今回がレイドバックスにとって3回目のライブ。
私は前回の『東京の星』には行っていないのでそのライブがどうだったかは知らないのだが
1回目のBYGに比べると本当に『バンド』になったなあ、というのが第一印象。

BYGでの初ライブの時は、殆どが関係者OR知り合いな上、ハコ独特の空気も相まって

「物凄く巧い人たちがたまたま集まってセッションしてみたら凄いことになって客を圧倒」

という感じだった。
演奏があまりにも凄すぎたので私は前回のライブレポで絶賛したのだが「ライブ」と言うよりは
派手なセッション大会のように見えたのも正直なところだった。
だって、客置いてけぼりでメンバーが楽しんでいたから。
それを前提にレイドバックスというバンドが作られたからなんだろうな。
メンバーが楽しむ為のバンド。そこがきっと始まり。

だが、「ユレマクリ」のステージに上がった彼らはこの間のような空気など全くなく
完全に『演者』として、客を『ユレマクラセル』ために現れていた。
ちゃんと客と向き合う『バンド』になっていた。

「物凄く巧い人たちがたまたま集まってセッションしてみたら凄いことになって客を圧倒」
から
「物凄く巧い人たちが『よっしゃやるか』とライブをやって客を圧倒」
に変わったのだ。ほんのちょっとの意識の違いでステージングがこうも変わるものかと思ったのは
30分くらいのステージのメリハリと、客席との絶妙な距離感。
それから客に向けて演奏しているというベクトル。
一番わかりやすかったのはキーボードのよしさんかな。
レイドバックスの音全部包んでぶっ放す、みたいなそんな勢いで上に音を乗せてた。
それがまた気持ちいいんだ。スタンディングだから今度こそ悔いなく踊りきったよ、あたしゃ。

タケさんもステージに立ってる姿は『ギタリスト』のそれだった。
ぐだぐだのMCも、カトリーナのラップもなにもかもが『演者としてのパフォーマンス』だった。
大ちゃんのプレイは相変わらず黒くて、Basilを観たあとにふと思い返すと
結構背伸びしてるんだなあ、と思ってしまう(←これはおばさんの発言ではなかろうか)
いいメンバーにもまれて、近いうちに化けるであろう彼の次のライブも超楽しみ。
クンゴさんもほんと手数多くて細かくてでもブレないですごかった。


本当に巧い人たちが「ライブやる」と決めてやったライブは
本当に凄いんだと言うことが良くわかりました。
感想なんてそれ以外にない。一回観ればわかると思うので、次回のBYGは皆いっとけ。


2006/02/06

ユレマクリVol.5ライブレポ その1

出演者の殆どがツボだったために、2回くらいに分けます。

っつか、レイドバックスだけ次回になる方向で。ひいきだひいきだ。



1.barbi

途中入場だったので、おそらく3曲目から。

予習して望んだライブでしたが、正直『AquaTimezみたいな人がいる』が第一印象(ひでえ

ちょうどこのライブの数日前にAquaTimezをTVで観て伴侶と突っ込みまくっていたので

Vo.の彼の揺れ方でフラッシュバック。

んで、肝心の音ですが。気持ちよかった。これこそ酒が進む極上の音楽です、と。

彼らの楽曲を構成する全ての音があったかいんだよね。

気持ちいいグルーヴを生み出す為の温度っつか、なんつーか。

ちょっと友人と飲みたい時に聴きたい音。


2.TUFF SESSION

ステージに所狭しと野郎が6人。
Vo.がバイオリンを持ってるのを見て、ふとroughlaughを思い出した。
野郎6人という、非常に男臭いステージなのに、出す音には独特の浮遊感があって
これまた酒が進む進む。
こういう音楽が日常生活に溢れてたらあんまりせせこましく生きなくてもすむ気がする。
ステージングも激しく盛り上げると言うよりは独特の空気で
客席を包んで気持ちよくさせる感じ。
最近力押しのライブばっかり観てたから、こういう強さのバンドのよさを再確認した。


3.レイドバックス

次回書きますが、竹内朋康のバンダナ、とだけ言っておこう。

登場した瞬間に近年稀に感じる脱力感に見舞われた。


4.ブラストーン

今回の一押し。むしろ一目惚れ。と、いうか恋。

野武士(裸族)とアフロとメガネ。

見てくれだけで私が一目惚れする要素満載のバンド。

HPで試聴しただけじゃ気づかなかった破壊力抜群の登場で早くもヤられたが、音がすげえ。

ガチだガチ。滅茶苦茶気持ちいいオトコマエドラムに絶妙なベースライン。

黒いFUNKYギターに、破壊力のあるMC。

ミクスチャー、FUNK、ROCK、なんでもあり。

『タテノリヨコノリナンデモアリ』は彼等のキャッチコピーだけどまさにそんな感じ。

セオリーと言うものを度外視した、本能に直接訴えかける音楽だ。

とにかく「気持ちいい」の一言に尽きる。徹底的にオトコマエで男臭くて全力なステージングに

ブレの少ない演奏。土台がしっかりしてるからこそ裸族でもヅラでもMCだだすべりでも

コミックバンドなどとは微塵も感じさせない。

音楽が好きで好きで好きで好きでやってる人の音楽だ。まさに『PARTY!』

ラストナンバーの新曲『RIDE ON』が個人的に凄まじくツボだった。

ライブ観るたびに新しい発見がありそうなバンド。絶対化けると思うので次回も行くことにした。

余談だが本気で惚れたので本人にアンケート持って好きです、と突撃してきた。これでこそ俺様。


5.ズクナシ

12月にセッチューで観たときはあんまり好きになれなかったのだが

『ユレマクリ』の雰囲気の良さも手伝ってか、かなり楽しめた。

メンバーが楽しそう、気持ちよさそうだったのが一番でかいかな。

声の伸びが気持ちいいなーって、酒飲みながらおとなしく聴いてました。

次に観るときは前に突っ込んでってみようと思う。


6.Basil

こんなにいいライブをするバンドがいたんだって、凄く嬉しくなった。

会場の空気も最高に良かったけど、メンバー全員が幸せをかみ締めるようにプレイしてたのが

印象的だった。楽しそうに演奏するバンドは沢山いるけど、それよりも幸せそうだった。

『今日も音楽がやれる幸せ』

それはとてもちっちゃくて平凡なものかもしれないんだけど、それに気づけてる人ってのは

本当に凄いと思うんだよ。

MCで村GODさんは何度も普通の生活の当たり前の幸せを語っていたけど

それは本当に本心で、それを知っているからこそあんなにハッピーなライブが出来たんだと思う。

『FUNKY MUSIC SHOW』や『ケッカ♂オーライ』でのはじけっぷりと

『素直な気持ち』、『あいたいひと』での、あの柔らかく全てを包むようなグルーヴ。

振り幅はでかく、そしてどっちに振られても変わらずに気持ちよかった。

なんでこんなに優しい声なんだって、泣きたくなるくらいやさしい村GODさんの声に

キーボードとギターが色をつける。土台となるドラムもベースもがっちりしてて、でも跳ねてて。

なんかもう楽しさを抑えきれないみたいな、そんな無邪気なリズム隊に思わずカラダが揺れた。

大ちゃんがマボロシやレイドバックスよりもずっとずっとリラックスしてて、

ああやっぱりここがHOMEだ、なんて思ったのはナイショ。




とにかく、いいイベントをありがとうBasil。

本当に本当に楽しかった。

次回のライブも楽しみにしてますってことでレイドバックスのレポにつーづーくー。



2006/02/03

取捨選択が難しい件について。

衝動的にPOMERANIANSのアルバムを買ったので、

B'zとRIPのシングルを買っていません。

2000円握り締めてタワレコに行って手にしたのはポメでした。後悔はしてません。

この音の価値はプライスレスですよ!


んで、今欲しいCDがGRiPのアルバムとNo Regret Life。

GRiPは、元プロペラのゴンダさんがやってる、熱くてぶっといロックバンド。

第3世代の中ではちょっと異質かもしれないな。シリアスなロックをやってる。

でも、かっこいいんだこれがまた。


んで、No Regret Life。

忘れもしない去年のせっちゅーふりー。

うちのブログにリンクしてる『続・くだらない日記』のヒロちん(年下の男の子に付ける敬称は『ちん』)と

一緒に『このバンドいいねー、熱いねー』と言い合いながら観たバンドだ。

真っ直ぐで真摯で、不器用で。決してクレバーではないけれど、

真っ直ぐに銃口を突きつけられたような、そんな重さがある歌を歌ってくれる。

聴けば聴くだけ切なくて痛くて、だけど前を向ける。立って歩ける。

なんか、頑張れる気がするんだ。和奏さんの全身全霊かけてるような声を聴いてると。

こういうバンドこそ売れて欲しい。ビジネスのジレンマに負けないで、ちゃんと結果を出して勝って欲しい。


ちなみに、アルバムのレビューはヒロちんのブログを読んで下さい。うちのリンクから飛べますので。

ヒロちんはとってもいいレポを書く子です。特にセカイイチについては必見!

セカイイチっつーバンドは幸せものだと思うのよ。こんなファンがいるんだからね。



っつーことで、CD買いに行くかな。

幾つか諦めるライブもあるからちょうどいい……のか……な……でもノーリグはいきたい。

んで、来週の金曜日はL.E.D.のギタリストのUMEZYさんのソロライブ観てきます。

L.E.D.も激しく活動を待ってるけれど、サポの窪田さん(35だと知って腰が抜けたよ)も

空気公団に正式加入してますます忙しくなるだろうから

どこまでも果てしなく伝説のバンドになる予感がする。

ゆっくり待ちますよ。ライブの機会も逃さず行きますよ。だって超きもちいいもん。

明日はレイドバックスとBasil。ブラストーンまで観れるよ。おいしいなあ。



2006/02/01

POMERANIANS 「レインボークライマー」

一言で言えば、物凄くポップでクオリティの高いアルバムだ。

音色の幅広さ、リズム隊がもたらす音の厚み、気持ちいいグルーヴ。

荒削りな部分もあるけれど、『今』、彼らが持っているもの全てを出し切った作品だと思う。


そこがポイント。


『今の全てを出し切った』このアルバムは、酷く純粋で、凶暴なまでの想いが詰まってる。

「衝動」と呼ぶに相応しいモノが。



「音楽が好き」で音楽をやってるバンドは沢山いるし、私はそういうバンドが鳴らす音楽が好きだ。

それはポメラニアンズだって同じで、彼等のライブを観れば

彼らが音楽が好きで好きで、それでそこに立ってるってことが良くわかる。

だけど、このアルバムでは彼らはそれに留まらなかった。


「音楽が好き」で音楽をやっているバンドの音楽には、本人の愛情が山ほど詰まっている。

そして、その愛情のベクトルが自分達が奏でる音だけに向かっているバンドというのは

実は決して少なくなかったりする。

創作活動なんて所詮自己満足であるといってしまえばそれまでなんだけど

やっぱり「自分がやりたいからやる」で完結してしまってる、それ以上が見えない人も多い。

(その反対が「売るために売れるモノを作る」セルアウトだとは言ってない。それは極論っつーもんだ)

しかしこのアルバムを作るに当たって彼等のベクトルは完全にCDの中ではなく

その先の、CDを取った「手」を指していた。つまり、聴き手に向かってた。


こんなにも『伝えたい』衝動の詰まった音は聴いたことがない。

歪まずに届いて欲しいからこそ自分達の全てを詰め込んだアルバムなのだ。

それをやってのけた彼らは物凄く潔くて、強い。



自分が好きなだけじゃ足りない。それが伝わらないと意味がない。

それは、音楽をビジネスにもしなければならない彼等の覚悟だ。

ただ「届け」という想い。

それがこのアルバムの音に厚みを出している。

衝動だけでは決して作らなかった、作れなかった作品なんだ。

ドラムのフィルインひとつにしてもちゃんと練られてる。

ベースラインが上に乗ってる音色に絡むように、ベースだけでもイイ音楽に聴こえるように

アレンジは精巧であり、自分達の勢いを損なわない絶妙なバランスを保ってる。

作りこむ部分と、インスピレーションを大事にする部分。

このギリギリのバランスがたまらなくいい。

そして、全てはリスナーに届くように。それだけをただひとつ目指して作られている。

だからひとつの作品として全くぶれていない。

バラードも、明るくてポップな曲も、芯は太くてまっすぐで根っこでちゃんと繋がってる。

飛ばさずに1枚丸ごと聴ける作品に仕上がっている。



去年の夏、J-WAVEのイベントで初めてPOMERANIANSを見た。

その時のVo.ザッキーの言葉を、声をいまもはっきり思い出せる。

その時現在シングルとしても発売されている「カワタレボシ」を初披露したんだったかな。そのMC。


「今の僕らを唄ったような曲です。夜明けって。」



『僕らの想いはきっと 右へ左へと流されても 姿を変えてずっと 伝うから伝うから』



伝えたいと願わなきゃ届くはずもない。

彼等の凶暴なまでの欲求を詰め込んだこのアルバムが、ちゃんと沢山の人に届けばいいと思う。

そして、私はこのアルバムを沢山の人に聴いて欲しいと思う。

このエントリがそのきっかけになればそんな嬉しいことはない。

彼らのよさを伝えたくて、このエントリを書いているから。



2006/01/26

ポメラニアンズのアルバムを買ったよ。

あの夏の日に一目惚れした自分の感性は間違ってなかったーーーー!ばんざーい!



とにかくすげーアルバムです。絶対レビュー書くよ!

とりあえず買えた喜びをここに記しておこう。

当分ゆうごはんがお好み焼きになりそうだけど、そんなことかまうもんか!(←転職の為、金欠

これ聴かない人は損だよ、絶対。

ちょっと皆聴いた方がいいよ。

マボロシとかJackson vibeとか、私の文章読んで気になって聴いてくれた人はこれも聴いてください。

なんかもうたまらない。強さとか優しさとか潔さとか。



2006/01/25

新世代とか第3世代とか

そういうのばっかり借りてみた本日1月25日。

好き勝手絶頂に楽しんでやってる人たちがざくざく発掘できるので

この手のオムニバスとかはけっこう重宝します。GRiPいい。最近のお薦め。

元プロペラの人がやってるってのもいい。ゴンダさんだいすきだー!(告白


新世代とか、第3世代とか、バンドブームなんだか知らんが沢山出てきて、

それぞれが色んな形でシーンを盛り上げようとしてます。

コンピCDなんかもでたりして、そういうのはとてもよい感じ。


ただ、この人たちのやってることやスタンスを全肯定できるかっつったら話は別だけど。


第3世代についてはずっとずっと書きたいんだけどいかんせん時間が足りなくて伸ばし伸ばしになってて。

でもガルハンのマスくんの話とか読むとやっぱり書きたくなるので意地でも近いうちに書きたい。



自分が音楽をやっている「人間」に対して持つ想いが好意か否か、になる判断は

『オナニー垂れ流し』じゃないかどうかってだけ。

現状のシーンを批判するだけして、自分達でやってることは自由の利くインディーズレーベルから

好き勝手に曲出してるだけ、みたいなバンドとか

大口叩く割には現状打破する努力もせずに自分を肯定してくれるファンだけに向けて発信して

井の中の蛙よりも狭い世界のぬるま湯で毒を吐いたりしてるバンドとか。

半年前に多数のB-BOYに向けた批判のエントリを書いたが

今のシーンに溢れているバンドマンの中にも、あのエントリに当てはまる人が大勢いるんだな。



言ってることとやってることが矛盾しない人が好きだ。

音楽を言い訳にせず、音楽を楽しんでるバンドが好きだ。

音楽はモラトリアムのツールじゃない。

自分が打破できない現状への文句をぶつける為の媒介なんかじゃない。

音楽が好きで、その『好き』のエネルギーでいい音楽やってるバンドが好きだ。


私は、絶望に酔いしれたくて音楽を聴いてるわけじゃない。そんなもんを聴きたいわけじゃない。

好きで、原動力になるから聴いてるんだから。



2006/01/23

POMERANIANSに胸キュン

アルバム発売記念、と言うことですが

インストアライブのことを考えると何店で買えばいいのかわからず今だゲットしてません。

だってタワレコ新宿店の日はスネイルランプ観に行くんだもんよ!

日程的には川崎ですが、あれはフリーライブなのかどうか。

会社が横浜から東京になっちまったので川崎は遠いよ。



ベースラインの独特の浮遊感とか、ドラムの跳ね具合とか

やっぱりリズム隊にまず惚れたバンドなのですが、それでも金払ってでもまたライブに行くぜ、と

あの夏のJ-WAVEのイベント(無料招待な上、対バンは腕毛)で思ったのは

『カワタレボシ』のサビ前のザッキーの声の伸びに鳥肌が立ったから。

やさしくて、どこかノスタルジックな彼等のメロディーは

フィッシュマンズをよりポップでわかりやすくしたものってイメージだったんだけど

(ダブ系で自分が知ってるものがフィッシュマンズだけなのでそれが基準になってる)

とにかく良質なポップスで、小難しくないけどいろんなことに思いを巡らせられる言葉で唄ってて

んで、やっぱり楽しそうにライブをやるのが印象的だ。

普通に生きてる中で、音楽が普通に流れてて、その中にポメがいたらいい。

そんな風に誰もが暮らしている中に、溶け込んでて欲しい。そんな音楽。



と、ここまで書いてたらSSTVでオザケンとかスチャとか流し始めた!

オザケンについても書きたいけど、その前にはやくポメをゲットして、この続きを書かなきゃな。

そんな良質なポップスに埋もれる毎日ですが、土曜日はスネイルランプ@整理番号1番です。



2006/01/18

3日目終了。

ちょっとずつ、会社にいることに慣れてきた。

新しい場所はここですよって、自分の場所はここですよって、心も身体も認識し始めた。



今日、初めて自分が担当する役者さんに会った。

その人の仕事も初めて、観た。

当たり前だけどとても真剣で、それは自分の為であり、自分を好きでいてくれるファンの為。

この人がかっこいいのは多分、ファンに喜んで欲しいからだ。

そういう人なんだと上司が教えてくれた。ファン思いの優しい人だって。



この人が嬉しそうなファンを見て嬉しくなれるように。

その手伝いを自分がするんだと漸くちゃんと実感した。

がんばろう、がんばろうって思った。


それと同時に。


きっと、マボロシやJackson vibeのスタッフは今の私と同じようなことを思って仕事してんだなと思った。

だから、スタッフも嬉しくなるくらいに頑張って応援しるよ。

スタッフに迷惑なこととかもしないよ!(元々出待ちなんかもしない健全ファンですがね)