2005/10/07

出せなかった手紙

高校のとき、大学の時に書いた手紙が沢山出てきた。




懐かしいなあと、今よりももう少しクセのある文字を眺める。

痴漢の胸倉掴んでとっ捕まえたりしてたベリーショートで金に近い茶髪の女子高生が書いたもの。

ピンクのメッシュ入れて芝居やったりお笑いライブの構成作家やったりしてた馬鹿大学生が書いたもの。

どれもこれも素晴らしく拙くて、だけど物凄く一生懸命書いたであろうファンレターだった。


ファンレターなんか書く奴ダサイ、とか言うな。


CD聴いて、ライブ行って、物凄く感動したんだろうな。

だからそれを伝えたかったんだろうな。

だけど悲しいかな。伝える勇気が足りなかった。


現存してる渡せなかったファンレターは7通。

小沢健二、スキップカウズ(2通)、SUPER SOUL SONICS、honey honey


物凄く勇気を出してroughlaughに渡した手紙はきちんと返事が返ってきた。
少し日に焼けて変色したそのハガキは今も大事に取ってある。
そういうふうに、伝えればちゃんと届くってことがわかってるのに
出すことのできなかった手紙は、渡したかった相手がもう
存在しなくなっている今でも自分の手元に残っている。


なんてもったいないことをしてしまったんだろう。


あの頃ちゃんと好きだと伝えておけば、知ってもらえたのに。
横浜の片田舎でファンやってる人がいるって知ってもらえたのに。
それを伝える術を永遠になくしてしまった私は勿体無い、と思いながら手紙を処分した。これが昨夜の話。
言葉は足りないから全てを余すことなく伝える事は無理でも

伝えなきゃ届かない事はよくわかっているから。
もう、出さない手紙を書くことはしない。

打ったメールは全部出してる。
返事が返ってくるたびに椅子から転げ落ちて狂喜してる。
書いた手紙は全部渡した。
ファンですと好きですも言い間違えた。
むしろ自分の意思で凄く好きですと言った。
少しでも伝わればよいと思う。
放つ音がどれだけ自分を幸せにしてくれているか、伝わればいいと思う。


……と、今夜も一人手紙を書きながら考えた。
��ちなみに現在発熱中。明日の久我山スタイルはHPの消耗具合との戦いです)


そしてカウントダウンジャパンフェスに行かなかった場合、
今年のライブ納めはテリヤキボーイズになりそう。
フミヤいないけどお肉はみたい。お肉が好きだ。だいすきだ。



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