2005/10/16

スキップカウズについて

かつて『逆ビジュアル系』『日本一のブサイクバンド』という触れ込みでソニーからデビュー。

(今思うとサンボマスターはスキップカウズの二番煎じなのだ)

その後あっさりと契約が切れるもインディーズでライブやりまくり

解散なんてしねえぜとファンを愛するステキバンド『スキップカウズ』

そんな彼等の久々の新曲のタイトルがよりにもよって


                           『 ス ル メ 男 』

これがどうしてなかなか切ない。

キャッチーなメロディーにハスキーヴォイス。生々しい歌詞と売れる要素満載だが彼等は全く売れない。

なんかもう8年ほど彼等を知ってる自分としては非常に悔しいような気がするのだが

ライブに行ったりCDを聴いてたりするといっそもう売り上げなんてどうでもよくなってくる。

ライブも曲も素晴らしい。本当にいいバンドだ。

エンンボマスターことギターの遠藤君(リーダー)にはメロディーメーカーとしてのセンスがある。

キャッチーで耳に残るサビはCMのタイアップついたらみんな忘れない曲を作れると思うし。

ボーカルのイマヤスのカリスマ性だって凄い。ハスキーな声で歌い上げる実力も素晴らしくおかしいMCも。

だって『金がない』とか『お前ら俺がしょっちゅうライブやってるからってサボるな』とか

そんな赤裸々にファンに言うバンドなんかいない。

『バンドマンも人間』なのだ。普通の、どこにでもいるヒトなのだ。

かっこつけないかっこよさが彼等にはある。ブサイクだけれども。



昨日のタートルズ復活イベントに彼等も参加していた。

行こうと思ったらあっさりチケット売り切れでヤケクソで渋谷でNANAを見た。

来月の渋谷ワンマンは半年振りに参加決定。

何が嬉しいかってインディーズに落ちても何でも彼等は解散せず、変わらずにいい歌を唄い続けて

そこに存在している事だ。

数え切れないほどの消えてしまったバンドを思えば思うほど、彼等の存在が輝いて見える。

解散しなきゃ、観ることができるからね。



Jackson vibeは今日でデビュー2周年。

お笑いライブの構成をやっていた頃に、結成3ヶ月程度で解散するコンビを山ほど見た。

だからお前らプロになれねーんだよ、といつだったか酔った勢いでぶちまけたっけ。

言い訳せず、逃げずに続けていく事が何よりも力になる。

それはサザンだったりB'zだったりフラカンだったりスキップカウズだって気付けば何年だろう。

グローバーさんもいつかのインタビューで言っていたけど。

ずっと続いていく事を願う。

ずっとこの人たちの音楽を聴いていたいと2年分の彼等を知った私は思う。

だって例えば10年後。

35歳の私は『朝焼けの旅路』を聴いて何を思うかな。

35歳の私がデビュー12年の彼等が作った新曲を聴いて何を思うかな。

それは凄く楽しみな事だと思うんだよ。



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