2005/11/07

絵に描いたような冒険譚

エントリが日々一喜一憂な感じでございます。

年内は会社に残ってくれと懇願されて、押しの弱いふたご座は渋々了承しました。

それでも22日か28日かで粘ってます。せめてクリスマス前に。


そんな感じで退社が伸びてしまったので、どう考えても内定取れたところは待っててもらえなそうです。

諦めです。振り出しにもーどーる。



取締役交えて話し合ってるときに3月までいながらゆっくり考え直して欲しいって言われて。

挙句元凶は『俺がいなくなったら会社残ってくれるか』と悲劇のヒーロー気取り。

バカ正直に次の話をしたがために自分のせいで会社辞めると思いたくないようで


『先に進みたいから辞めるんだよな』


と言われて


『暴言吐かれなかったらこんな時期に辞めようなんて思いませんでしたよ。』


ときっぱり宣言してきた。辞めたいと思ってても分かってた。辞められる状況じゃない。

私がやめたら入社3ヶ月以内の子が二人だけになっちゃうんだから。

だけど、もう譲れないと思った。



何度も何度も心が折れそうになって。

それでも筋通して正直に貫こうとして、漸く光が見えてきたと思ったらまた振り出しに戻って。

結局捨てることだけ決まって何も得ることがまだできてなくて。

やっぱり今も心が折れそうで、苦しくてしんどくてどうしようもないんだけど。



それでも私の世界から唄がやまない。



暗くて熱いライブハウスの中で

ひたちなかの真夏の太陽の下で

観た風景は酷く鮮やかに私の記憶を占領している。



折れそうになっても、iPodから聴こえてくる強い声がそれを許さない。

私が迷って立ち止まってる間に、Jackson vibeは新曲を作り

マボロシは新しいバンドを作り、クロサワカオルはカレーの本を出しやがった。

折れない心の持ち主の手のあたたかさを知った私は

少し冷えた指先を眺めながら心の奥の熱をじっと探る。


これ以上何も失う必要がないのだから、振り出しに戻っても今までよりも身軽に歩けるとは思わないか。

ずっと夢見てた場所に向かおうと歩き出したんだろう。

夢に描いていた旅路はここにあるんだろう。

そんな風に自分に言い聞かせながら、小さく唄う。



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